本記事にはプロモーションが含まれます。
相手に「え、今なんて?」と言われるのが続いて、イヤホンを買い替える。それで、また同じことを言われる。
楽天市場でイヤホンに付いている順位は、売れた数の順です。通話の性能で付いた物ではありません。だから上から買っても、相手の耳は変わらないことがあります。
実機で音を測った記事ではありません。当サイトは59本を1本も持っていません。測ったのは、売る側が通話について何を約束しているかです。買う前のあなたに確かめられるのも、そこだけです。
▼社内AIのイチオシ。通話だけの時間を書いていた1本です
Anker Soundcore V20i をAmazonで探す/楽天市場で探す
※当サイトはAmazonの値段と在庫を本文に書いていません。Amazonアソシエイト運営規約で決まっているためです。リンク先でお確かめください。Amazonのアソシエイトとして、あまのじゃくなAIツール研究所は適格販売により収入を得ています。
1. 順位を決めた行は4つ。音質は入れていません
通話で困るのは、自分の耳ではなく相手の耳です。「声が遠い」「息の音がする」「途切れる」と言われる側です。その条件を商品ページから拾うと、読める行は4つしかありません。
- 通話だけの時間。音楽再生と分けて「通話:最大6時間」と書いてあるか。音楽と同じ1行になっている商品は、通話の時間を言っていません
- マイクの本数。複数のマイクで声と騒音を分ける作りかどうか。4つ、6つ、といった数字で書かれます
- ノイズ低減の方式名。ENC、ANC、cVc、AIノイズリダクション。方式の名前が無いものは「ノイズキャンセリング」という語だけが残ります
- マイクそのものの仕様。型式、指向特性、感度。イヤホン側のスピーカーの数字ではなく、マイクの数字です
音質は入れていません。当サイトはこの59本を1本も持っていないので、聴いていないし、相手にどう聞こえるかも測っていません。測れるのは、売る側が何を書いたかだけです。
では、その4行はどれだけ書かれているのか。数えました。
2. 59本のうち、通話のことを1行も書いていない商品が29本
2026年11月7日、楽天市場の商品検索から2つの束を取りました。イヤホン・ヘッドホンの売れ筋ランキング上位30件と、「ワイヤレスイヤホン 通話」でレビュー数の多い30件です。重複を1件外して59商品。商品名と商品説明の全文を読んで、売り場がSEO用に並べている「関連ワード」の欄は数から外しました。
- ノイズ低減の方式名が書いてある: 27本
- 通話の時間を数字で書いてある: 5本
- マイクの本数を書いてある: 5本
- マイクそのものの仕様を書いてある: 3本
- 4つ全部そろっている: 0本
- 1行も書いていない: 29本
「通話」という語そのものは、59本のうち49本のページに出てきます。商品名に入っているのが30本。ハンズフリー通話、両耳通話、高音質通話。それでも時間の数字まで書くのは12本に1本です。
マイクの本数も5本でした。しかもその5本のうち2本は、通話ではなく「外の音を取り込む性能が上がった」という文脈でマイクが増えたと書いています。通話のために何本あるのかを書いているのは3本だけです。
ここで数え方を1つ直しています。最初に数えたときは、マイクの本数が4本多く出ました。中身を見たら、売り場の関連ワードの欄に「マイク x9」という文字列が入っていただけでした。9本のマイクは、どこにもありません。
3. 順位。1位から5位まで、商品ページに書いてあった行だけで並べました
並べ方は4段です。①通話について書いてある行の数が多い順。②同じなら、通話だけの時間があるほう。③それも同じなら、マイクの本数があるほう。④なお同じなら、数字が大きいほう。
| 順位 | 品目 | 商品ページに書いてあった行 | 書いていない行 |
|---|---|---|---|
| 1位 | Anker Soundcore V20i オープンイヤー型 |
通話:最大6時間 4つのマイク AIノイズリダクション 技適マーク認証済み・周波数帯2.40〜2.48GHz |
マイクそのものの仕様 |
| 2位 | A2 Pro インナーイヤー型 |
通話&音楽再生時間 3-4H マイク感度 42db ENCマイク |
通話だけの時間 マイクの本数 |
| 3位 | G16 Ultra 左右分離型 |
連続使用時間:通話時/最大約8時間 ENCノイズキャンセリング コーデック対応:AAC、SBC |
マイクの本数 マイクそのものの仕様 |
| 4位 | OKUTA OT-T13X 左右分離型 |
約4時間の通話;約8時間の再生 ENCノイズキャンセリング |
マイクの本数 マイクそのものの仕様 |
| 5位 | SOUNDPEATS C30 カナル型 |
6基のマイク AI通話ノイズリダクション 最大45km/hの風の中でも安定した通話品質 |
通話だけの時間 マイクそのものの仕様 |
出典: 楽天市場の各商品ページの商品名と商品説明。5点とも2026年11月7日に当サイトが楽天市場の商品検索から取得して読みました。値段と在庫は毎日動くので、本文には書かず、下のカードに持たせています。
1位 Anker Soundcore V20i。通話の時間を、音楽と分けて書いた1本
再生時間の欄とは別に「通話:最大6時間」の行があります。マイクは4つ。AIノイズリダクションで相手に声を届ける、と通話の文の中に書いています。通話だけの時間とマイクの本数が両方そろっているのは、59本でこの1本だけです。
耳を塞がないオープンイヤー型なので、自分の側は周りの音が入ります。家事をしながらの電話や、宅配の呼び鈴を聞き逃したくない在宅の会議には向きます。逆に、駅のホームで相手の声を聞き取りたい人は、この形では困ります。
価格・在庫・写真は 2026-11-07 に楽天市場から取得したもので、毎日更新しています。最新は各商品ページで確認してください(PR)。
2位 A2 Pro。3行そろった、もう1本
スペックの表に「通話&音楽再生時間 3-4H」「マイク感度 42db」、商品名に「ENCマイク」。行の数では1位と並びます。それでも1位にしなかったのは、時間の行が通話と音楽でひとつにまとまっているからです。3時間しか話せないのか、音楽と合わせて3時間なのかが、この1行では分かれません。
マイクの感度を書いている商品は59本で3本だけなので、この価格帯では珍しい側です。
価格・在庫・写真は 2026-11-07 に楽天市場から取得したもので、毎日更新しています。最新は各商品ページで確認してください(PR)。
3位 G16 Ultra。通話だけの時間が、59本でいちばん長い
仕様の欄に「連続使用時間:通話時/最大約8時間」。音楽再生時間は別の行で10時間と書かれていて、通話と音楽をきちんと分けています。方式名はENC、コーデックはAACとSBC。マイクが何本かは書いていません。
価格・在庫・写真は 2026-11-07 に楽天市場から取得したもので、毎日更新しています。最新は各商品ページで確認してください(PR)。
4位 OKUTA OT-T13X。通話と再生を1行で並べて書いた1本
「1回充電のバッテリー寿命 約4時間の通話;約8時間の再生」。通話は再生の半分だと、同じ行の中で言い切っています。通話の時間と再生の時間を別々の数字で書いていた商品は、59本のうち3本。1位と3位と、この4位です。残りは再生時間だけを大きく出します。
価格・在庫・写真は 2026-11-07 に楽天市場から取得したもので、毎日更新しています。最新は各商品ページで確認してください(PR)。
5位 SOUNDPEATS C30。風の中の通話を、速度で書いた1本
6基のマイクとAI通話ノイズリダクション。そして「最大45km/hの風の中でも安定した通話品質」。風切り音に触れた商品は59本で3本だけで、速度まで出したのはこの1本です。
ただし、この文が置かれている見出しは「長持ちバッテリー&急速充電」でした。売り場が見出しを貼り間違えています。通話の性能がいちばん細かく書かれた段が、通話と関係のない見出しの下に埋まっているというのが、この棚の姿です。
価格・在庫・写真は 2026-11-07 に楽天市場から取得したもので、毎日更新しています。最新は各商品ページで確認してください(PR)。
番外1 Anker Soundcore P42i。マイクは6つ。耳を塞ぐ側が欲しい人へ
通話の文に「6つのマイク」、1位と同じAIノイズリダクション。行の数は2つで、通話だけの時間が無いので表には入りません。ただし形はカナル型です。1位のオープンイヤーで困る「騒がしい所で相手の声が聞き取れない」を埋めるのはこちらになります。
価格・在庫・写真は 2026-11-07 に楽天市場から取得したもので、毎日更新しています。最新は各商品ページで確認してください(PR)。
番外2 ATH-SQ1TW2。マイクの素性を書いた、唯一の1本
59本の中でここだけが、マイクを部品として書いています。型式MEMS型、指向特性 全指向性、感度−38dB、周波数帯域100〜10,000Hz。自分の声をイヤホンで返すサイドトーン機能も載せています。行の数は1つなので、順位には入りません。
そして、ここが可笑しいところです。唯一マイクの素性を書いた1本の指向特性は「全指向性」で、周りの音も等しく拾う向きでした。声だけを狙う指向性マイクではありません。数字を書いた商品が、その数字の上で通話に有利とは限らない。書いてあることと、良いことは別です。
価格・在庫・写真は 2026-11-07 に楽天市場から取得したもので、毎日更新しています。最新は各商品ページで確認してください(PR)。
4. 次も「聞こえない」と言われたくない人へ
イヤホンを替えても、相手の「えっ、今なんて?」はまた来ます。失うのは本体の代金ではありません。言い直しているあいだの30秒と、聞き返された側が黙る1回です。会議の後半は、やり直せません。
上を見ておきます。この59本でいちばん高いのは42,799円でした。2026年11月7日時点のAirPods Pro 3です。その商品ページには、通話について1行も書かれていません。59本の値段の中央は3,980円。手元の3択はこうなります。
- 0円のまま。スマホの箱に入っていた有線のマイク付きイヤホン。端子が合うなら、相手に声は届きます。通話の時間の心配も消えます
- 5,000円ほどを1本。通話の数字が2つ書いてある1位を買う。2026年11月7日の4,990円なら、1年で割って1日14円。2年使えば1日7円です
- 1万円ほど。マイクの素性まで読んでから決めたい人の側。番外2の1本がここに入ります
1つ選ぶなら、真ん中です。音がいいからではありません。相手に声が届かなかったときに、疑う所が「6時間を超えていないか」と「4つのマイクが騒音を拾っていないか」の2つに絞れるからです。数字が書いていない商品では、疑う所が無限に増えます。
▼社内AIのイチオシ。通話だけの時間と、マイクの本数が両方ある1本
Anker Soundcore V20i をAmazonで探す/楽天市場で探す
確認していないこと。そのまま残します
- 当サイトは、この記事に出てくる商品を1つも持っていません。音、相手にどう聞こえるか、風の中で本当に聞こえるかは測っていないので書いていません。ここにあるのは商品ページの表記だけです
- 書いていないことは、無いことではありません。マイクが4つ載っていても書かない商品はあります。当サイトが数えたのは「書いてあるか」だけです
- 59本は、その日の並びです。楽天市場の売れ筋は毎日変わります。同じ語で明日数えると、内訳は変わります
- Amazonの値段と在庫は本文に書けません。Amazonアソシエイト運営規約で決まっているためで、どちらが安いかの比較も当サイトではしていません
- 通話の時間を書いた5本の中でいちばん長い数字は「連続通話時間最大25h」でした。片耳の耳掛け型で、1,980円。25時間の根拠は商品ページに書かれていないので、順位には入れていません
関連記事
- 電池の数字で迷っている人へ: イヤホンの「12時間」は音楽の数字でした
- 「ハンズフリー対応」で選びかけている人へ: ハンズフリー通話のイヤホン。「ハンズフリー対応」は選ぶ基準になりません
- 有線で確実に済ませたい人へ: 通話用の有線イヤホンは端子で3つに分かれて、音質で選ぶと声が届きません
- 隣の声を拾われたくない人へ: 隣の人の声を拾わないヘッドセットは23機種のうち10機種でした
59本のうち29本は、通話について1行も書いていません。それでも売れています。つまり買う側は、通話の性能を見て選んでいるのではなく、「通話」という字を見て選んでいます。そして売る側は、字だけで足りることを売れた数で知っています。27本が方式の名前まで書き、5本しか時間を書かないのは、手抜きではなく最適化です。この棚でいちばん正確に測定されているのは、イヤホンの通話性能ではなく、人がどこまで読まずに買うかのほうでした。
この記事の数は、楽天ウェブサービスの商品検索APIで、イヤホン・ヘッドホンの売れ筋ランキング上位30件と「ワイヤレスイヤホン 通話」のレビュー数順30件を2026年11月7日に取得し、重複1件を外した59商品の商品名と商品説明を読んで数えたものです。関連ワードの欄は数から外しました。59本の値段は1,000円から42,799円、中央は3,980円でした。公式の表記と価格は予告なく変わります。本記事のリンクには広告が含まれます。