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会議の途中で「後ろの方の声、こっちに入ってますよ」と言われた。
検索すると、出てくるのは「ノイズキャンセリングマイク搭載」のおすすめばかりです。
▼この記事の推し。単一指向性で約80g、手元スイッチでミュートできるType Cの両耳型です
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1. 23機種の指向性を数えました。単一指向性は10機種です
単一指向性は正面の音を強く拾い、背面を弱く拾います。無(全)指向性は全方向を同じように拾うので、隣の人の声も自分の声と同じ扱いです。どのメーカーの売り場にも同じ売り文句が並ぶので、1社の売り場を全機種ぶん開いて、売り文句と仕様欄のずれを数えました。読んだのはサンワサプライ公式の比較一覧2枚です。
- USB接続14機種: 単一指向性7・無(全)指向性5・双指向性2
- 3.5mm4極ミニプラグ9機種: 単一指向性3・無(全)指向性6
- 合わせて23機種のうち、隣の声に効く単一指向性は10機種。いちばん多いのは無(全)指向性の11機種でした
出典: サンワサプライ公式の製品比較ページ「ヘッドセット(USB接続)」全14機種と「ヘッドセット(3.5mm4極ミニプラグ)」全9機種の仕様欄。2026年11月3日に当サイトが取得して1機種ずつ数えました。
半分近くは、ヘッドセットの形で隣の声を止めてくれません。では「ノイズキャンセル」と書いてある機種を選べばいいのか。ここが今日いちばん驚いたところです。
2. 同じ会社の中で「ノイズキャンセル」は3通りの意味で使われていた
USB接続の14機種のうち、商品説明に「ノイズキャンセル」か「ノイズキャンセリング」の語があるのは5機種です。中身は同じではありませんでした。
- 2個のマイクで打ち消す方式が2機種。MM-HSU15ANC と MM-HSU14ANC の仕様欄には「単一指向性 通話用メインマイク(サブマイクは無(全)指向性)」とあり、特長欄に「2個のマイク(メインマイクは音声入力、サブマイクはノイズフィルター)を装備」と書かれています
- 単一指向性マイクのことを指す機種。MM-HSTC03SV は「周りの騒音を拾いにくい単一指向性マイクを採用」、MM-HSU10GMN は「まわりの雑音を拾いにくいノイズキャンセルマイク採用」で、仕様欄の指向性はどちらも単一指向性です
- 双指向性マイクのことを指す機種が1つ。MM-HSU03BK は特長欄に「まわりの雑音を拾いにくいノイズキャンセルマイクを採用」とありますが、仕様欄の指向性は双指向性でした
双指向性は正面と背面の2方向を拾う型です。向かい合って座る相手の声は、むしろ入りやすい側に回ります。
同じメーカーの売り場でこれだけ割れているので、「ノイキャン付き」で絞り込んでも何が付いてくるかは決まりません。決まるのは指向性の行だけです。
3. 4機種の仕様。2026年11月3日に公式の仕様欄で確認しました
| 品番 | 指向性 | 騒音への仕掛け | つなぎ方 | 重さ | 標準価格・税込 |
|---|---|---|---|---|---|
| MM-HS406BK | 単一指向性 | 向きで絞る。フレキシブルアーム | 3.5mm4極ミニプラグ | 約70g | 3,410円 |
| MM-HSTC03SV | 単一指向性 | 向きで絞る。手元でミュートと音量 | USB Type-C | 約80g | 4,400円 |
| MM-HSU10GMN | 単一指向性 | 向きで絞る。大型イヤーパッド | USB A | 190g | 7,700円 |
| MM-HSU15ANC | 単一指向性+サブマイクは無(全)指向性 | 2個のマイクで打ち消す | USB A | 約165g | 23,100円 |
出典: サンワサプライ公式の商品ページ MM-HS406BK・MM-HSU15ANC と、製品比較ページ「ヘッドセット(USB接続)」の仕様欄。2026年11月3日に当サイトが取得して確認。標準価格はメーカーの表示をそのまま写しました。通販の今日の価格はカードに出しています。参考に挙げた MM-HSU03BK は同じ比較ページで税抜14,000円の表示でした。
4. 1つ選ぶなら、単一指向性の有線です
今日の会議は、マイクを口元に寄せるだけでも変わります。ただし置き型のマイクを使っているかぎり、明日も明後日も同じ距離から同じ部屋の音を拾います。言われるのは一度ではありません。
失うのは、聞き返された10秒ではありません。社外の人が入る打ち合わせで「すみません、もう一度」が3回入ると、話し終える前に相手の集中が切れます。切れた分は、その日のうちには戻りません。
選ぶのは3つです。
- 0円のまま。いまのマイクを口元へ寄せ、話すとき以外はミュートにする。人の声は減りますが、自分が話している間は入り続けます
- 標準価格4,400円の MM-HSTC03SV。単一指向性・約80g・手元スイッチでミュートと音量。フレキシブルアームで口元に固定できます。1年で割ると1日12円。つなぐ口はUSB Type-Cです
- 標準価格23,100円の MM-HSU15ANC。2個のマイクで騒音を打ち消す方式。約165g。常にざわついている事務所で毎日話す人の機械です
1つだけ選ぶなら MM-HSTC03SV です。理由は、隣の声に効くのが指向性の行で、そこを満たす中でいちばん軽く、手元でミュートまで届くからです。パソコンの口がUSB Aしかないなら、同じ単一指向性の MM-HSU10GMN が同じ役をします。
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部屋そのものがうるさくて、人の声より機械の音が続いているなら、打ち消す側です。
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確認していないこと。そのまま残します
- 当サイトは4機種のどれも持っていません。隣の声がどれだけ減るかは測っていないので書いていません。この記事にあるのは公式の仕様欄と特長欄の文だけです
- 数えた23機種はサンワサプライ1社ぶんです。他社の「ノイズキャンセリングマイク」が何を指すかは数えていません
- 単一指向性でも、隣の声はゼロにはなりません。正面を強く拾い背面を弱く拾う特性で、消す仕掛けではありません。公式も「拾いにくい」と書いています
- 標準価格と通販の価格は別物です。カードの価格は取得した時点のもので、毎朝取り直しています。Amazonのリンクは検索結果へ送るもので、金額は当サイトでは書けません
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最後に1つ。今夜、いま使っているヘッドセットかイヤホンの型番で検索して、仕様欄の「指向性」の行だけ見てください。無(全)指向性と書いてあれば、隣の声が入るのはあなたの話し方のせいではありません。買い替える前に分かります。
この記事の仕様・標準価格・公式の説明文は、サンワサプライ公式の商品ページ MM-HS406BK・MM-HSU15ANC と、同社の製品比較ページ「ヘッドセット(USB接続)」全14機種・「ヘッドセット(3.5mm4極ミニプラグ)」全9機種を、2026年11月3日に取得して確認したものです。公式ページの表記は予告なく変わります。本記事のリンクには広告が含まれます。