天秤AIはなぜ無料?公式に理由は書かれていません——個人の有料プランは10月29日に閉じました【2026年11月2日 公式確認】

結論: 0円で使える仕組みは今も残っています。ただし公式サイトのどこにも「なぜ無料か」の説明はありません。そしてサイト上部の「無料お試し」から入ると、着くのは0円のプランではなく、2週間後に自動で課金される有料プランの登録画面です。
0円のまま続けたいなら、入口はそこではなく個人向けの新規登録 tenbin.ai/workspace/welcome のほうです。押し間違えても、2週間以内に自動更新を止めれば料金は発生しません。
⚠ 先に1つ: 2026年10月29日に、個人向けの有料プラン「Lite」が新規申し込みの受付を止めました。「月1,000円ほどのLiteにすればいい」と書いてある解説は、その日より前の話です。

「天秤AIはなぜ無料なのか」。無料のものを疑うのは正しい反応なので、先に答えを置きます。2026年11月2日に、公式サイトの料金ページ、プラン選択ページ、トップページのよくある質問、安全・管理のページ、お知らせ一覧、個人向けの利用規約、それと運営会社の会社概要を開いて、書いてある文と数字だけで組み立てました。推測の理由は書きません。

いま「天秤AIの無料」と呼ばれている物は、3つあります

検索結果に混ざっている「無料」は、別々の3つです。どれの話をしているかで、やることが変わります。

呼び名 何が0円か 入口
Freeプラン ずっと0円。できるのは複数AIの回答比較まで 個人向けの新規登録
2週間無料トライアル 最初の2週間だけ0円。対象はStandardプラン サイト上部の「無料お試し」
GMO天秤AI for UTokyo 在学中ずっと0円。有料モデルの料金はGMOが負担 東京大学が発行するメールアドレス

この3つのうち、誰でも今日から0円で続けられるのは1つ目だけです。そしてその1つ目が、公式の料金ページに載っていません。

料金ページに「Free」の列はありません

2026年11月2日の料金ページに並んでいるのはStandardとBizの2列です。Standardは年払いで1IDあたり月1,400円・税込、年額16,800円。Bizは従量料金制で「ご利用規模に応じた料金を個別にご案内します」。0円の列はどこにもありません。

サイト上部の「無料お試し」を押しても同じです。行き着くプラン選択ページも、載っているのはStandardとBizの2つだけで、添えられている一行は「スタンダードプラン(1,400円/月・税込・年払い)が対象です」。そして同じページのよくある質問が、こう答えています。

「Standardプランの場合、ご登録後、2週間は無料トライアル期間として完全無料でご利用いただけます。無料トライアル期間終了後、自動的に料金が発生します。期間終了前にはリマインドメールをお送りします。」
(2026年11月2日に公式のプラン選択ページで確認)

止める側の条文も同じページにあります。「ご利用開始日から2週間以内に解約——自動更新を停止——した場合、料金は発生しません。」支払い方法はクレジットカードのみで、VISA・MASTER・JCB・AMEX・DINERS・DISCOVERが並んでいます。請求書払いは個別相談です。

つまり「無料お試し」は0円のプランへの入口ではなく、有料プランの課金を2週間だけ後ろにずらす仕組みです。0円のほうは、別の扉から入ります。

0円のFreeプランで使えるのは「比べる」ところまで

Freeプランは消えていません。同じ日のトップページのよくある質問に、まだ書いてあります。

「Freeプラン(無料)は、複数AIの回答比較はご利用いただけます。有料プランではファイルアップロード・画像生成・Deep Research・Web検索が解放され、さらに、Standardプランでは、組織管理・法人向けセキュリティ・ダッシュボードなどがご利用できます。」(2026年11月2日確認)

読み替えると、0円の輪郭は1行です。質問を打ち込んで、複数のAIの答えを横に並べて見る。そこまで。手元のPDFやWordを読ませる、画像を作らせる、調べものを長くやらせる、Web検索を使わせる——この4つは有料側にあります。

だから確かめるのは1つだけです。

あなたがやりたいのは、答えを比べることですか。それとも手元のファイルを読ませることですか。
・比べるだけ → Freeプランで足ります。料金ページではなく、個人向けの新規登録から入ってください。
・ファイルを読ませたい・画像を作りたい・Web検索を使いたい → 有料です。ここから下が、その話になります。そして有料の選択肢は、10月29日に1つ減りました。

10月29日に、個人向けの有料プランが新規受付を止めました

公式のお知らせに、4日前の日付で出ています。

「この度、2026年10月29日(木)をもちまして、Liteプランのお申し込みの受付を停止いたしました。」対象は「Liteプランの新規お申し込み」。すでに使っている人への影響は無く、「これまでどおりご利用いただけます」。そして検討していた人へは「ビジネス向けのStandardプランをおすすめいたします」と書かれています。

この手前に、名前の付け替えがもう1回あります。2026年10月1日のお知らせが、「サービス名は『GMO天秤AI』に統一」「プランは Free/Lite/Standard/Biz(PlusはLiteに名称変更)」「ご提供内容・料金の変更はありません」と書き、同じ文で「『GMO天秤AI Biz』は『GMO天秤AI』に統合されました」と説明しています。Plusという名前を探しても出てこないのは、10月1日にLiteへ変わり、その28日後に新規受付が閉じたからです。

ここまでを並べると、今日の個人の選択肢は2つに減っています。0円のFreeで比べるだけか、1IDあたり月1,400円のStandardに上がるか。その中間だった月1,000円前後の個人プランは、新しく入る道が無くなりました。10月28日以前に書かれた解説が中間の案を薦めているのは、記事が間違っているのではなく、記事のほうが先に書かれたからです。

では、なぜ無料なのか

ここが本題です。公式が「なぜ無料か」を説明した文は、当方が開いた範囲では見つかりませんでした。料金ページ、プラン選択ページ、トップページのよくある質問、安全・管理のページ、お知らせ一覧、利用規約——どこにもありません。無いものを埋めると作文になるので、確認できた3つだけを置きます。

  • 0円で開いているのは、比較の入口だけです。ファイルアップロード・画像生成・Deep Research・Web検索の4つは有料側にある、と公式のよくある質問が自分で線を引いています。
  • 運営は法人向けの有料プランを事業にしている会社です。会社概要の事業内容は「AIプラットフォーム『天秤AI』の開発・運営」「AIメディアの運営」「プロンプトポータル『教えてAI』の開発・運営」の3つ。無料のプランは、この並びの中にあります。
  • 学生向けについては、会社が理由を答えています。東京大学の学生向けの無料提供について、ITmediaの取材に対し、GMOインターネットグループが新卒採用を高度人財に限定しており東京大学の学生にGMOのサービスに親しんでほしいから、およびグループ代表の親族に同大学との縁があるから、という2点を回答したと報じられています。これは学生版についての説明で、Freeプラン全体の理由ではありません。

同じ取材で、もう1つ書かれていることがあります。利用者の入力情報について会社は「システム上保持される」「ユーザーが履歴を消すかアカウントを消去すればデータは削除される」と答え、データの用途については回答がなかったとされています。一方で公式の安全・管理のページは、「契約上、当社による機械学習の再学習や目的外での蓄積・二次利用を行わないことを明確に定めています」と書いています。入力したものがどう扱われるかは、運営会社と規約の条文を並べたこちらの記事で原文のまま引いています。

どれを選ぶか、言い切ります

公式の料金表を現物のまま置きます。税込・1IDあたりです。

Free Standard 年払い Biz
払う額 0円 月1,400円相当・年16,800円 従量料金制・個別案内
複数AIの回答比較 ○ ○ ○
ファイルアップロード × ○ ○
画像生成 × 月1,000回まで 従量料金制
Deep Research × 月1,000回まで 従量料金制
Web検索 × ○ ○
組織管理・監査ログ — ○ ○
2週間無料トライアル — 対象
終了後は自動課金
—

Freeの行は公式のよくある質問、StandardとBizの行は料金ページの記載です。専門AIの利用はStandardで月50回まで、SSOは1IDあたり月300円・税込の有償オプション。月払いは月1,900円で、年払いにすると25%下がって月1,400円相当になります。

当サイトが推すのは、Freeで1週間だけ使ってから決める順番です。理由は値段ではなく、Freeと有料の差が「機能が多い・少ない」ではなく「ファイルを渡せるか渡せないか」という別の作業だからです。比べるだけで用が済む人は、2週間のトライアルを使っても、2週間後に同じ結論に着きます。逆に手元の資料を読ませたい人は、Freeを1日触れば「これでは足りない」が確定します。どちらに転んでも、先にFreeを触ったほうが早く決まります。

そのうえで有料に上がるなら、月払いの1,900円から入るほうを推します。年払いは25%安いのですが、個人向けの中間プランが4日前に閉じたばかりの料金表です。1年分を先に置く判断を、今の並びで下す必要はありません。

この記事で確認していないこと

  • Freeプランの新規登録が今も受け付けられているかは、確認できていません。登録画面の内側は、アカウントを作らないと見えません。当方はアカウントを作っていません。Freeプランがあると書いているのは、2026年11月2日のトップページのよくある質問です。
  • Freeプランの1日あたりの利用上限は、当方が開いた公式ページには載っていませんでした。料金ページの上限の行はStandardとBizのものです。
  • 当方は天秤AIのどのプランも契約しておらず、画面の中の動きは見ていません。上の数字と文は、すべて公式サイト・公式のお知らせ・利用規約・運営会社の会社概要の表示です。
  • 学生向けの提供が今も新規に受け付けられているかは、決まっていません。専用ページは2026年11月2日時点で「ウェイトリストに登録する」という表示になっていました。
  • 料金とプランの条件は変わります。4日で1つ消えた料金表です。確認日は2026年11月2日です。

今夜できること: 自分が天秤AIに渡したいものが「文字で打つ質問」か「手元のファイル」か、どちらかに丸を付ける。前者ならFreeで終わります。後者なら、2週間のトライアルを押す前に、読ませたいファイルを1つデスクトップに置いておく。2週間のうち最初の30分で答えが出て、残りの13日半を使わずに止められます。

確認日と出典

GMO天秤AI 公式サイト 料金ページ・プラン選択ページ・トップページのよくある質問・安全・管理
https://tenbin.ai/ (2026年11月2日確認)

GMO天秤AI 公式お知らせ「Liteプランの新規お申し込み受付を停止いたしました」2026年10月29日/「GMO天秤AIのサービス名・プラン名称を変更しました」2026年10月1日
https://tenbin.ai/info/news (2026年11月2日確認)

GMO天秤AI株式会社 会社概要
https://gmo-tenbin.ai/ (2026年11月2日確認)

GMOインターネットグループ ニュース「GMO天秤AI、東京大学の学生に『GMO天秤AI for UTokyo』を提供開始」2026年9月1日
https://group.gmo/news/article/10171/ (2026年11月2日確認)

ITmedia AI+「GMOの“有料AIでも東大生なら無料”、なぜ? 同社の回答は」2026年9月15日公開・9月16日更新
https://www.itmedia.co.jp/aiplus/article/2609/15/2000001473/ (2026年11月2日確認)

関連情報

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール