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「録音と文字起こしは無料」。ニュースの見出しにそう書いてあるとき、無料が終わる場所はたいていどこかにあります。RoroLeeは44グラムのポケットサイズのレコーダーで、録った音をアプリが文字にして、要約や議事録まで作るという機械です。公式ページでよくある質問を1問ずつ開いていくと、その線は1か所だけで決まっていました。どこで録ったかです。
届くのを待てない人は、ここから4節へ飛んでください。「録って、無料で文字にする」だけなら、同じことは今日の道具でできます(今日からできる代わり)。
1. 無料の線は、機能ではなく「どこで録ったか」で引かれている
公式のよくある質問にはこう書かれています。「RoroLeeデバイス単体でのオフライン録音と、録音データの文字起こしは無料でご利用いただけます。リアルタイム文字起こしは1回30分まで、AI要約・AIチャット(DeepSeek-V4 Flash)はクレジット制です」。
そして保存について別の1問があります。「RoroLeeデバイスで録音した音声ファイルは、無料プランでも保存件数の制限なくご利用いただけます」。いっぽうProプランの説明には「アプリで録音・取り込んだ音声ファイルの保存件数制限を解除(Freeは合計5件まで)」と書かれています。
並べると線がはっきりします。本体で録る=時間も件数も無料のまま。アプリで録る=1回30分・合計5件。同じ製品の中に2つの入口があって、無料で無制限なのは本体側だけ、ということです。公式も「長時間録音する場合は、RoroLeeデバイス単体のオフライン録音をご利用ください」と案内しています。
2. 要約はクレジット。1本にいくら減るかは書かれていない
クレジットを使うのは「AIチャット」「AI要約・議事録生成」「ミーティングアドバイザー」だと書かれています。無料プランでもらえるのは毎日80クレジット(付与日から30日間有効)で、公式は「毎日チェックインすれば、30日間で合計2,400クレジットを獲得でき」るとしています。
ここに、買う前にいちばん知りたい数字がありません。公式が消費量の目安として挙げているのは2つだけで、「会議を予定に登録 約3〜5クレジット/回」「簡単なメール作成 約3〜5クレジット/回」。肝心の「AI要約・議事録生成」が1回で何クレジット減るのかは、ページのどこにも書かれていません。当サイトが取得したページ本文14,620字を検索しても、議事録1本あたりの消費量を示す数字は見つかりませんでした。
だから「無料で議事録が月に何本作れるか」は、買う前には分からないのが正直なところです。分かっているのは、毎日アプリを開けば80ずつ貯まり、開かなければ貯まらないこと。そして貯めた分は30日で消えることだけです。
Proプランは月額$19.9で毎月4,000クレジット。公式は4,000で「会議を予定に登録」が約800〜1,333回と書いています。無料の2,400と有料の4,000の差は約1.7倍ですが、Proでしか外れない制限は回数以外に3つあります。
3. 無料で使えるAIは1つだけ(Claude も GPT も Pro 側)
対応モデルの欄が、無料と有料ではっきり分かれています。無料プランは「DeepSeek-V4 Flash」の1つだけ。ProプランになるとGPT-5.6 Sol / Terra / Luna、Claude Haiku 4.5 / Sonnet 5 / Opus 5、DeepSeek-V4 Flashが選べる、と書かれています(2026年10月時点の情報という注記つき)。
Proで外れるのは、ほかにアプリ録音の30分制限・保存5件の制限・画像入力です。つまり無料で使い続ける形は「本体で録る・自分で読む・要約はたまに」になります。
この製品がニュースで取り上げられた理由であるClaude CodeやCodexへの声の指示については、公式が「RoroLeeのPC連携中継機能はクレジット不要で利用できます(外部サービスの費用は別途)」と書いています。中継そのものは無料で、つながった先の料金は自分で払う、という切り分けです。
もう1つ、無料プラン自体についた但し書きも読んでおく価値があります。「基本機能は今後も無料で提供する方針です。ただし、外部サービスやAPI費用の高騰などにより継続が困難となった場合に限り、事前にお知らせのうえ、無料プランの一部内容を変更する可能性がございます」。今の無料は約束ではなく方針です。
4. 通信もさせたくない人の道と、今日からできる代わり
音声を外に出したくない人向けの記載もありました。「オフライン音声パックに対応しています。SenseVoiceまたはWhisperをダウンロードすることで、音声をクラウドへアップロードせず、スマートフォン内で文字起こしを完結できます」(日本語ではSenseVoiceが推奨)。元の音声ファイルはローカル保存で、オンライン機能を使ったときの文字起こしデータや議事録は米国のサーバー(TiDB)に保存されると書かれています。
そして、この機械が届くのは早いコースでも2026年12月末です。「本体で録って、無料で文字にする」だけが目的なら、同じことは今日の道具でできます。月額のないICレコーダーで録って、録れたファイルを無料の文字起こしにかける。手順は下の関連記事にあります。要約も議事録も自動では出ませんが、クレジットも30日の期限もありません。
▼本体で録る側だけを、先に用意しておく
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- 録れたファイルを0円で文字にする手順: Windowsで音声ファイルを無料で文字起こしする
- 無料枠がどこで止まるかを並べた記事: 文字起こしAIの無料枠はどこで止まるか
- 着けておく型の無料枠: Mori Journaling AIは24時間録れる。無料で文字になるのは1日20分だけ
確認できていないこと(そのまま残します)
- AI要約・議事録生成が1回で何クレジット減るか。公式が出している目安は「会議を予定に登録」「簡単なメール作成」の約3〜5クレジットだけで、要約の消費量は見つけられませんでした
- 本体で録った音声の文字起こしに、1回あたりの時間の上限があるか。「1回30分」はリアルタイム文字起こしとアプリ録音についての記載です。本体側の上限は書かれていません
- 月額$19.9が日本円でいくら請求されるか。ドル表記のみで、円建ての金額と決済方法はページに書かれていません
- オフラインの文字起こしの精度。SenseVoiceが日本語で推奨とありますが、数字はなく、当サイトも測っていません
- 毎日のチェックインを忘れた日の扱い。その日の80クレジットが後から入るかは書かれていません
最後にひとつ。今夜できるのは、先月の会議を思い出して「文字で残っていれば足りたか、要約まで欲しかったか」を1つ決めることです。前者なら、この製品は月額なしで足ります。後者なら、本当の値段は本体代に月額$19.9を足した額になります。同じ製品でも、要約を押すかどうかで値札が変わります。
出典と確認日
- Makuake プロジェクトページ「『録る』だけで終わらない。その先の仕事まで。ポケットAIレコーダー」(makuake.com/project/rorolee/)のよくある質問=一次情報。無料プランでできること・「リアルタイム文字起こしは1回30分まで」・保存件数(本体は制限なし/アプリは合計5件まで)・毎日80クレジットと有効期限30日・30日で合計2,400・クレジットを使う機能・Proプラン月額$19.9と毎月4,000クレジット・無料とProの対応AIモデル・「会議を予定に登録 約3〜5クレジット/回」・Claude Code/Codexの連携中継がクレジット不要・オフライン音声パック(SenseVoice/Whisper)・保存先(元の音声はローカル/オンライン機能のデータは米国のTiDB)・無料プラン継続の但し書き・本体16GBは、当サイトが2026年11月2日に取得して確認したものです(取得したページ本文は14,620字)
- 実行者はKamaCrafy(カマクラフィ)。先行販売の開始が2026年10月24日10時であることは同社のプレスリリース(PR TIMES・当サイトが2026年11月2日に確認)
- ボイスレコーダーの価格・在庫はAmazon.co.jpと楽天市場の検索結果に出るもので、当サイトは機種を指定していません
プランの内容・クレジットの付与条件・対応AIモデルは変更されます(公式も「2026年10月時点の情報」と注記しています)。購入前に必ず公式ページでご確認ください。本記事のリンクには広告(PR)が含まれます(ボイスレコーダーの札はAmazonアソシエイトと楽天アフィリエイトの検索リンク・2026年11月2日設置)。