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結論:Zoomの文字起こし(字幕)の保存先は、会議中に手動で保存ボタンを押していれば「ご自身のパソコンの中」、有料プランでクラウド録画をしていれば「Zoomのウェブポータル」です。
Zoomの文字起こし機能には、条件や形式がまったく違う2つの保存の仕組みが存在しています(2026年10月7日当サイト確認)。
まずは、「会議中に文字起こしパネルを開いて保存ボタンを押したか」どうかを思い出してください。どちらの機能を使っていたかで探す場所が変わります。
2種類の「文字起こし保存機能」の違い
「Zoomの文字起こしは自動保存されているはず」と誤解されがちですが、無料プランか有料プランかによって利用できる機能が異なります。Zoom公式サポートページ(2025年7月更新)の記載をもとに整理すると、以下のようになります。
| ①会議中に手動で保存する字幕 | ②会議後に自動生成される文字起こし | |
|---|---|---|
| 形式 | .TXTファイル | VTTファイル |
| 保存先 | 自分のパソコンの中(ローカル) | Zoomウェブポータル(クラウド) |
| 必要なプラン | 公式にプランの指定なし | プロ・ビジネス・教育機関・エンタープライズ |
| 必要な操作 | 会議中に「保存」を押す | クラウドレコーディングを有効にする |
自分が行った操作や契約しているプランと照らし合わせることで、データがどこに残っているか(あるいは残っていないか)を判断できます。
無料プランで「保存忘れ」をしてしまった場合
Zoomの「オーディオ文字起こし(自動生成)」機能は、クラウドへのレコーディングを利用することが前提の要件となっています。
当サイトが2026年9月25日にZoom公式料金ページで確認したところ、無料(ベーシック)プランでもライブの自動字幕自体は利用できます。しかし、無料プランの会議時間は40分までという制限に加えて、録画機能は自分のパソコン内への保存(ローカル保存)しかできません。
つまり、自動保存の必須条件である「クラウドへの録画」が無料プランには存在しないため、有料プラン向けの②の道に入ることはできません。会議中に①の手動保存ボタンを押し忘れた場合、字幕の.TXTを後から出す手順は、公式ページには見当たりませんでした。
ただし「何も残っていない」と決めつける前に、ひとつ確かめる価値があります。無料プランでも「ミーティング要約」は1か月あたり3回(自分が主催した会議のみ)使えると公式の料金表に書かれています(当サイトが2026年9月25日にZoom公式料金ページで確認)。要約は発言をそのまま書き起こした文字起こしではありませんが、要約が作られていれば会議の中身は残っています。無料プランで要約がどこまで使えるかはZoomの議事録は無料でどこまでかにまとめてあります。
※以下のツールをご利用の際の注意:成果の対象となるのは、PCのWeb版での決済(プレミアムプランおよびビジネスプラン)のみです。スマホでこの記事をご覧の方は、必ずPCを開いてから下記よりお手続きください(スマホ・アプリからの申し込みは対象外となります)。
要約が残っていたとしても、発言をそのまま書き起こした字幕のほうは戻りません。次回以降の会議で保存忘れを防ぐために、独立した文字起こしツールの併用も効果的です。当サイトの確認(2026年9月30日)では、Nottaのフリープランはクレジットカード登録不要で、月120分(1回3分まで)、話者識別つきで利用できます。申込や解約の管理はPCのWeb版から行うのが確実です。
【次回から】会議中に「手動で字幕を保存」する手順と保存先
今後、会議中に忘れずに字幕を保存するための具体的な手順と要件を解説します。
この機能の必須要件として、「Windows、macOS、またはLinux向けのZoomデスクトップアプリ」を使用している必要があります。
パソコンのデスクトップアプリを使って正常に保存された場合、以下の場所に「.TXTファイル」としてローカル保存されます。
- Windows:
C:\Users\[Username]\Documents\Zoom - Mac:
/Users/[Username]/Documents/Zoom - Linux:
home/[Username]/Documents/Zoom
会議中に文字起こしを保存する手順は、公式ページで以下のように案内されています。
- 1. ミーティングを開始、または参加する
- 2. ツールバーの「キャプションを表示」アイコンをクリックする
- 3. その横の上向き矢印アイコンをクリックする
- 4. 「全文の文字起こしを表示」をクリックする
- 5. 画面の右側に「文字起こし」パネルが開く
- 6. パネル下部の「文字起こしを保存」をクリックする
- 7. .TXTファイルがデバイスに保存される
- 8. 「フォルダーで表示」(Macは「Finderで表示」)をクリックして開く
なお、この手順どおりに進めても保存できないことがあります。公式ページには、管理者が「字幕と文字起こしのコピーをローカル保存できる参加者」を絞れると書かれており、選べる範囲は「ホスト」「ホストと共同ホスト」「ゲスト(外部参加者)以外の全参加者」「特定のIPアドレスを持つ全参加者」です。自分が対象から外れていれば、参加者として保存することはできません。
また、ウェブポータルの設定画面で「字幕を保存」のトグルがグレー表示になっている場合について、公式は「アカウントまたはグループレベルでロックされているため、そのレベルで変更する必要があります」と説明しています。会社や学校のアカウントで使っている場合は、自分の設定画面だけでは変えられないということです。
【有料プラン】クラウド録画による文字起こしの自動保存
プロ、ビジネス、教育機関向け、またはエンタープライズの有料アカウントを利用している場合は、クラウドレコーディング機能を使うことでオーディオ文字起こしを自動生成できます(2026年10月7日確認)。
事前にクラウドレコーディングとオーディオ文字起こしを有効にしておくと、ミーティングの録画データから自動的に文字起こしが行われます。処理が完了すると、Zoomウェブポータルにサインインしたあとの「レコーディングと文字起こし」>「クラウド レコーディング」タブ内に、VTTファイルとして表示されます。ミーティング名を選択し、サムネイルの右側に表示される文字起こしは、鉛筆アイコンから直接編集することも可能です。
ミーティング終了後、クラウドレコーディングが利用可能になった段階でメールで通知されます。ただし、公式ページの記載によれば、クラウドレコーディングが利用可能になったあとも、オーディオ文字起こしの処理にはさらに時間がかかる場合があります。
この機能を利用すれば、会議中に手動で保存する手間が省けます。公式も「ユーザーは、ミーティング中にリアルタイムで字幕を表示するために自動字幕を有効にすることができます。ミーティング後に文字起こしが生成されるのを待つ必要はありません」と説明しています。
また、文字起こしの精度を上げるコツ(ベストプラクティス)として、背景の雑音を抑えることや、アクティブスピーカーの近くにマイクを置くことのほか、「質の高い音声を確保できるように、内蔵マイクではなく外部マイクを選択してください」と公式が明記しています。
確認日
- 2026年10月7日取得:Zoom公式サポート「ミーティング中に字幕を保存する」(KB0063900・ページ内更新日2025年7月7日)
- 2026年10月7日取得:Zoom公式サポート「クラウド レコーディングにオーディオ文字起こしを使用」(KB0064936・ページ内更新日2025年7月17日)
- 2026年9月8日・30日確認:Notta公式料金ページ
- 2026年9月25日確認:Zoom公式料金ページ