イヤホンの通話品質ランキング。仕様表の2行だけで並べたら、26,000円が最下位になりました

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通話の品質でイヤホンを選びたくて、順位の付いたページを開いたところだと思います。上から読めば決まるはずなのに、決まらない。

決まらないのは、迷っているからではありません。通販の順位は、売れた数の順だからです。

結論! 1位はエレコム LBT-HS21MPWH2(2,310円)。2026年11月7日に5機種の仕様表を読み、①連続通話時間の行が在るか ②相手に届く声の処理に方式の名前が在るか ③マイクの行が在るかの3つで並べました。この1台だけが3つ全部そろっています。26,000円のワイヤレスは1つだけでした。
音の良し悪しでは並べていません。当サイトはどれも耳につけていません。並べたのは、メーカーと販売店が仕様表に書いた行の有無だけです。書いていない物は、書いていないと数えました。

1. 通話の仕様で並べた順位。2,310円が1位です

先に順位です。値段は2026年11月7日の楽天市場、仕様は同日に読んだメーカー公式と商品ページの仕様欄です。

  1. エレコム LBT-HS21MPWH2(2,310円・片耳)
    3つ全部。連続通話 約8時間・Qualcomm cVc・マイクの行あり
  2. SONY MDR-EX15AP(1,681円・有線)
    2つ。電池が無いので通話時間に上限がありません・マイクロホン部の仕様あり・ノイズ低減の方式は無し
  3. Anker Soundcore P40i(9,490円・両耳)
    1つ。6つのビームフォーミングマイク+AI、ただし特長の説明文のほう・連続通話時間の行は無し
  4. Anker Soundcore Liberty 4 NC(12,980円・両耳)
    1つ。同じく6マイク+AIで説明文のほう・連続通話時間の行は無し
  5. SONY WF-1000XM5(26,000円・両耳)
    1つ。連続通話 最大6時間(NCオン)の行はあるが、相手に届く声の側の行が無い・マイクの行も無し

同じ点数は安いほうを上にしました。26,000円が5位なのは音が悪いからではなく、通話の列が1つしか埋まらないからです。音質の順に並べたら、まず逆になります。

1位はこれです。片耳なので、もう片方の耳で周りの音が聞こえます。

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この順位が通販の並びとまるで違うのは、通販の棚に通話の数字が置かれていないからです。数えました。

2. 棚の30件に、通話の数字はありません

「通話 イヤホン」でレビューの多い順、在庫のある物だけを、2026年11月7日に楽天市場の口から30件 取りました。商品名に書かれていた語を数えた結果です。

  • マイクが何本か(◯マイク・マイク◯個) 0件
  • 連続通話が何時間か 0件
  • 連続再生が何時間か 9件
  • 「ノイズキャンセリング」 12件。うち方式の名前を添えたのは10件(ENC 9件・パッシブ 1件。ENCの9件のうち2件はANCも併記)。方式を書かず語だけの物が2件
  • コーデックの名前(AAC) 2件。LDAC・aptX・SBC は0件
  • 「楽天1位」などの順位を自分で名乗っている物 9件

30件の値段は1,000円から17,880円で、真ん中は2,280円。30件のうち28件が5,000円未満でした。1万円の両耳が並ぶランキングではなく、2,000円台の棚です。

そして商品名に書かれているのは再生時間のほうです。再生時間は音楽の数字です。この棚は、音楽をどれだけ長く聞けるかで並んでいます。

再生時間と通話時間が別の数字だという話は、別の頁で数えました。イヤホンの「12時間」は音楽の数字でした。スマホの電話は4.5時間のことがありますです。ここで追うのは、もう1つのほうです。「ノイズキャンセリング」が、どちら側に効くのか。

3. 「ノイズキャンセリング」は2つあります。見分けるのは時間の行です

12件が「ノイズキャンセリング」と名乗っています。同じ語でも、効く相手が2つに分かれます。自分が聞く音の騒音を消すのか、相手に届く自分の声から騒音を消すのか。通話で困っているのは後者です。

30件のうち2件だけが、商品名に「ANC×ENC」と両方を並べていました。片方しか書いていない物が、もう片方を持っていないのかどうかは、商品名からは分かりません。

商品名では分かりません。商品ページの仕様表で分かります。見るのは、ノイズキャンセリングの説明文ではなく時間の行です。

Anker Soundcore P40i の公式の製品仕様
再生時間:通常モード 最大12時間 / ノイズキャンセリングモード 最大10時間

SONY WF-1000XM5 の公式の主な仕様
電池持続時間(連続音声再生時間):最大8時間(NCオン)/最大12時間(NCオフ)
電池持続時間(連続通話時間):最大6時間(NCオン)/最大7時間(NCオフ)
ankerjapan.com の Soundcore P40i(A3955)の製品仕様と、sony.jp の WF-1000XM5 の主な仕様。いずれも2026年11月7日に当サイトが取得して確認

ノイズキャンセリングを入れると、時間が減ります。電池を使って動いているからです。そしてソニーの仕様表では、連続通話時間のほうも「NCオン」で6時間に減ります。通話中もそのノイズキャンセリングは動いていて、減らしている相手は自分が聞く音です。

では、相手に届く声の側はどこに書いてあるか。マイクの行です。読んだ5件のうち、そこに名前が付いていたのは2つでした。

  • Qualcomm cVc(エレコム LBT-HS21MPWH2)。商品ページの説明に「DSPによるQualcomm cVc(クリアボイスキャプチャー)に対応し、クリアでノイズの少ない音声を相手に届け」と書いてあります
  • AIノイズリダクション(Anker Soundcore P40i・Liberty 4 NC)。公式に「6つのビームフォーミングマイクとAIにより、WEB会議や電話の相手にあなたの音声をよりクリアに伝えます」とあります

どちらも「相手に」と書いてあります。時間を減らす側ではなく、相手に届く側です。ただしAnkerの6本というマイクの数は、特長の説明文のほうにあって、製品仕様の表には入っていません。

4. コーデックの欄は、通話の欄ではありません

イヤホンを比べる表には、たいてい対応コーデックの列があります。LDAC、AAC、SBC。通話の品質を探していると、ここが良いほうを選べばいいように見えます。

仕様表の書き方を見てください。エレコムのヘッドセットの仕様表は、こう並んでいます。

■対応Bluetoothプロファイル:HFP、HSP、A2DP、AVRCP
■A2DPの対応コーデック:SBC
■再生周波数帯域(A2DP):20Hz-20kHz
楽天ビック(ビックカメラ×楽天)の LBT-HS21MPWH2 の商品ページの仕様欄。2026年11月7日に当サイトが取得して確認

コーデックの行にも、周波数の行にも「A2DP」と添えてあります。プロファイルの行には4つ並んでいて、ハンズフリー通話のものはA2DPではなくHFP(Hands-Free Profile)です。ソニーのWF-1000XM5の仕様表も同じ書き方で、プロファイルがHFPとHSPを含み、伝送帯域の行だけに「(A2DP)」と添えてあります。

どちらのメーカーも、コーデックの行を通話のプロファイルには紐づけていません。通話の品質でランキングを読むなら、コーデックの列は空欄とおなじです。そして上の30件では、そのコーデックの名前さえ商品名に2件しかありませんでした。

5. 5件の仕様表。マイクが何本かを書いた物は0件です

物 今日の値段 連続通話時間の行 相手に届く声の処理 仕様表に無いもの
1位 エレコム
LBT-HS21MPWH2

片耳・約10g
2,310円
楽天ビック
約8時間
連続再生 約13時間
連続待受 約150時間
Qualcomm cVc
HD Voice
マイクはエレクトレットコンデンサー型
マイクの本数
A2DPのコーデックはSBCのみ
2位 SONY
MDR-EX15AP
有線・約3g
1,681円
楽天ビック
電池がありません
4極ミニプラグ
マイクロホン部の仕様を公表
エレクトレットコンデンサー型
有効周波数帯域 20Hz-20,000Hz
ノイズ低減の方式
マイクの本数
ワイヤレスでは使えません
3位 Anker
Soundcore P40i
両耳・約5g
9,490円 行がありません
再生時間は12/60時間
6つのビームフォーミングマイク+AI
ただし特長の説明文のほう
連続通話時間
マイクの本数(表には無い)
4位 Anker
Soundcore Liberty 4 NC
両耳・約5g
12,980円 行がありません
再生時間は10/50時間
6つのマイク+AIノイズリダクション
ただし特長の説明文のほう
連続通話時間
マイクの本数(表には無い)
5位 SONY
WF-1000XM5
両耳・約5.9g×2
26,000円 最大6時間(NCオン)
最大7時間(NCオフ)
連続再生は8/12時間
仕様表に行がありません
プロファイルはHFP・HSPを含む
マイクの本数
通話側のノイズ低減の方式
ソニーストアでの取り扱いは終了

出どころ: 楽天市場の商品一覧と各店の商品ページの仕様欄、sony.jp の WF-1000XM5 と MDR-EX15AP の主な仕様、ankerjapan.com の Soundcore P40i(A3955)と Liberty 4 NC(A3947)の製品仕様。いずれも2026年11月7日に当サイトが取得して確認しました。通販の値段は毎日動きます。

5件の仕様表に、マイクが何本かを書いていた物は0件でした。マイクという行そのものが在ったのはエレコムとソニーの有線の2件で、どちらも「エレクトレットコンデンサー型」という型式の名前です。Ankerの6本という数は、商品ページの特長を説明する文のほうにあって、下の製品仕様の表には入っていません。表に入っていない数字は、同じ表の列として並べられません。

ここで1つ決めてください。電話をするために買うのか、音楽を聞くついでに電話もするのか。

音楽のついでなら、上の30件のどれでも2,000円台で買えます。電話のために買うなら、残るのは仕様表に通話の行がある側です。

次も聞き返されると困る人へ

声が届いているかは、自分には分かりません。相手が「もう一度いいですか」と言ったときに分かります。そして戻ってこないのは差額ではなく、言い直した1回ぶんの話の流れです。

そのまま使い続けると、同じことが次の電話でも起きます。外で受けるたび、会議の終わりぎわに1回ずつ。言い直しているあいだ、相手は黙って待っています。

上の端は、今日の値段で26,000円です。音質の評判で選ぶとそこへ行きます。その前に、2,000円台の棚で確かめられます。

選び方 いくら 向く人
有線のマイク付きにする 1,681円
1年で割ると1日4円
スマホかパソコンに4極の端子がある人。電池が切れないので、通話の時間に上限がありません。歩きながらは使えません
エレコム
LBT-HS21MPWH2
社内AIのイチオシ
2,310円 税込
1年で割ると1日6円
仕事の電話をイヤホンで受ける人。連続通話 約8時間・待受 約150時間が仕様表にあり、相手に届く声の処理がQualcomm cVcと名前で書いてある。片耳なので、もう片方の耳で周りが聞こえます
SONY
WF-1000XM5
26,000円
1年で割ると1日71円
音楽が主で、電話もする人。連続通話は最大6時間(NCオン)。仕様表に連続通話時間の行がある数少ない両耳です

1つだけ選ぶなら、エレコムの LBT-HS21MPWH2 です。通話の品質で比べようとして列が無かったのですから、残る判断は「通話の行を書いている物を選ぶ」だけになります。読んだ5件で、連続通話時間とマイク側の処理の名前が両方そろっていたのは、この1件でした。片耳なので、相手の声を聞きながら、隣の人の話も聞こえます。

26,000円のほうを先に買っても、相手に届く声の側の行は仕様表にありません。2,310円で8時間ぶんの通話を試してから上に行くほうが、間違ったときに戻せます。

端子が合うなら、有線が下限です。電池が無いので、長い電話の途中で切れません。

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音楽が主で、両耳がいいなら5位の1台です。順位は下ですが、連続通話時間を仕様表に書いている、数少ない両耳イヤホンです。

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測っていないこと。そのまま残します

  • どれも耳につけていません。声が相手にどう届くか、聞き返される回数が減るかは測っていません。ここに在るのは各店の商品ページの仕様欄と、メーカー公式の仕様表の表記だけです
  • 順位は仕様表の行の有無で付けました。音質、つけ心地、実際の聞こえ方は入っていません。同じ5件を音で並べたら、たぶん逆になります
  • 30件は2026年11月7日の1回ぶんです。並び順は日ごとに入れ替わります。明日 同じ口を叩いても同じ30件は返りません
  • 数えたのは商品名の文字列です。商品名にマイクの本数が無い30件について、商品ページの奥や説明画像に本数が書かれているかは見ていません
  • ENCとANCの中身を測り分けていません。確かめたのは、どの商品がどの語を商品名に置いたか、そして仕様表のどの行が時間を減らすかだけです
  • 通話のときに実際どのコーデックが使われるかを測っていません。確かめたのは、エレコムとソニーの仕様表が、コーデックと周波数帯域の行を「A2DP」に紐づけて書いている、という表記の形だけです
  • Amazonの売れ筋ランキングは数えていません。同じ日に同じ数え方をした結果は持っていません
  • WF-1000XM5は、ソニーストアでの取り扱いが終わっています。公式の仕様ページにそう表示されていました。通販での在庫は店ごとなので、確かめていません

ランキングは、売れた数の順です。売れた数は、商品名に書ける語の順でもあります。今日の30件のうち9件は商品名で自分を「1位」と呼び、マイクの本数を書いた物は1件もありませんでした。書くと比べられてしまう数字は、書かないほうが売れる。通話の品質という列が棚に無いのは、誰かが隠したからではなく、その列を作ると順位が変わるからです。じっさい、作ったら変わりました。

この記事の値段・仕様・件数は、楽天市場の商品一覧(キーワード「通話 イヤホン」・レビューの多い順・在庫あり・上位30件)と各店の商品ページの仕様欄、sony.jp の WF-1000XM5 と MDR-EX15AP の主な仕様、ankerjapan.com の Soundcore P40i と Liberty 4 NC の製品仕様を2026年11月7日に取得して確認したものです。検索結果の並びはYahoo!検索で同日17時05分に取得しました。通販の値段と順位は毎日動きます。公式の表記は予告なく変わります。本記事には広告リンクを置いています。Amazonのアソシエイトとして、あまのじゃくなAIツール研究所は適格販売により収入を得ています。

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