論文PDFの翻訳、無料で丸ごといけます——ただし4割は捨ててから投げる【2026年11月3日 実測】

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結論! 訳すのは論文1本の59%で足ります。だから無料の1件で、本文は全部入ります。16ページの英語論文を数えたら、取り出せる文字64,117字のうち26,497字が参考文献と付録でした。
数字: 41.3%。訳しても読む所がない部分です。
最初の一歩: PDFを開いて、「References」が始まるページ番号だけ見る。訳す範囲はそこまでです。0円で、元に戻せます。
⚠ スマホから来た人へ: 無料の文書翻訳は、入口が開きません。公式が「ドキュメントの翻訳は、現時点では小さい画面とモバイルではサポートされていません」と書いています。

無料で論文を訳す話は、たいていツールの名前を並べて終わります。実際に詰まるのは、その手前です。投げる量と、開く画面。どちらも、ツールを選ぶ前に決まっています。

※ レイアウトを保ったまま訳す側を先に見たい人は、Languiseの公式ページへ。以下の数字は、その手前で効く話です。

論文1本の中身を数えた——16ページ、775KB

arXivで公開されている英語論文を1本ダウンロードして、PDFから文字を取り出す道具で数えました。arXiv:1810.04805・16ページ・775,166バイト。2026年11月3日に取得したものです。

数えたもの この論文1本
ページ 16
取り出せた文字 64,117字
英語10,152語
1ページあたり 4,007字
「References」より後ろ 26,497字
全体の41.3%
段組の中にある行 2,049行/2,069行
99.0%
貼られた画像 38枚
その領域に重なる文字は合計111字

数えたのはこの1本だけです。分野と書式で変わります。それでも「論文1本は数万字」という規模は、ここから動きません。

では、この6万字が無料の枠にどう当たるのか。

無料の枠が閉じるのは、サイズではなく「数」と「画面」

3つの口を公式ページで確認しました。いずれも2026年11月3日の表示です。

入るサイズ 無料でできる数 スマホ
Google翻訳
ドキュメント
10MBまで
PDFは300ページ以下
公式に数の記載なし 非対応
小さい画面とモバイルは対象外と明記
DeepL
無料版
5MBまで 1か月に1件 記載を確認できず
Geminiアプリ 1ファイル100MBまで
1回に10ファイルまで
「状況により制限がかかる場合があります」 記載を確認できず

16ページ・775KBの論文は、どの口にもサイズでは入ります。止まるのは別の2つです。DeepLの無料版は文書ファイルが月1件——1本投げたら、その月はもう投げられません。Google翻訳のドキュメント翻訳は数の上限が書かれていませんが、パソコンの前にいないと開きません。

訳す前に外す4割

参考文献は、人名と誌名と年号の列です。訳しても読む所がありません。実測では「References」の文字が37,635字目にあって、そこから後ろが26,497字。全体の41.3%でした。

だから最初にやることは、ツール選びではありません。PDFを開いて、Referencesが始まるページを見る。読む範囲はその前まで、と決める。これだけで、投げる量が4割減ります。無料の1件で、本文が全部入ります。

これで1本は読めます。ただし来週も、同じ条件で止まります。月1件と、パソコンの前という条件は、来週も変わりません。

来週も1本読む人の、分かれ道

論文を週に1本以上読む人には、量の問題のあとに、もう1つ残ります。段組の論文を文字の棒にして受け取ると、図とその説明がどこに付くのかを目で探し直すことになります。実測では、貼られた画像38枚の領域に重なる文字は合計111字。図の中の説明は、文字としてはほとんど出てきませんでした。探し直す数分は、読み終わったあとには戻りません。

公式サイトに「レイアウトそのまま翻訳して要約・解説」と書いているサービスが1つあります。Languiseです。英語論文・海外特許・技術資料を、PDFの見た目を保ったまま訳して要約する、という書き方でした。2026年11月3日に公式サイトで確認しています。

入れられるファイルは、公式サイトの入力欄に「TXT、PDF、Word、Excel、PowerPoint」と並んでいました。同日の表示です。

週に1本以上読むなら、無料の側から試すのがLanguiseです。無料で足りるなら、払う必要はありません。

▼自分の論文PDFを1本、レイアウトのまま投げてみる

無料で試せる!面倒な翻訳・校正・要約を自動化【Languise】

プランの中身はLanguiseの料金を公式で確認した記事にまとめています。公式が料金表を公開していないため、分かっている範囲だけです。

確認できていないこと

  • 訳した結果の品質は比べていません。当方はどのサービスの有料プランも契約しておらず、同じ論文を各社に通した出力は持っていません。
  • Languiseの無料枠が何ファイル・何ページまでかは、公式サイトで確認できませんでした。料金表そのものが公開されていません。
  • Google翻訳がPDFをどの形式で返すかは確認していません。公式ヘルプは「翻訳を表示」か「翻訳をダウンロード」のどちらが出るかは形式によって異なる、としか書いていません。
  • 数えたのは論文1本だけです。16ページ・2段組の1本で、医学系や特許の書式では数字が変わります。

今夜できること: 読みかけの論文PDFを開いて、Referencesのページ番号を1つメモする。訳すのはそこまで。それだけで、無料の1件に本文が収まります。

確認日と出典

Google翻訳 ヘルプ「ドキュメントやウェブサイトを翻訳する」
https://support.google.com/translate/answer/2534559?hl=ja (2026年11月3日確認)

DeepL 料金ページ(無料版の文書ファイル翻訳の行)
https://www.deepl.com/ja/pro (2026年11月3日確認)

Gemini アプリ ヘルプ「ファイルをアップロードして分析する」
https://support.google.com/gemini/answer/14903178?hl=ja (2026年11月3日確認)

Languise 公式サイト
https://languise.com/ (2026年11月3日確認)

実測に使った論文PDF: arXiv:1810.04805(2026年11月3日にダウンロード・16ページ・775,166バイト)

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