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会議の録音を文字にしたら、病名も薬の名前も、だいたい別の語になっている。打ち直す字数を見て、録音を聞き直すほうが早いのではと思い始めたところだと思います。
▼同じ語が毎週出てくるなら、貼るより登録する側に回るほうが早い。無料で登録できるのは3語までです
1. 公式が出した誤認識の例で、答え合わせをしました
専門用語の誤変換は、自分の録音で試すと答えが分かりません。何が正解だったかは、その場にいた人しか知らないからです。だから答えの付いた例を使いました。
Nishika株式会社が11月2日に出した医療特化の音声認識モデルの案内ページに、同じ発話を旧モデルと新モデルで文字にした例が4組 載っています。旧モデルの側が誤変換された文で、新モデルの側が正しい表記です。ここから、誤変換された語と正しい表記の対を15組 取りました。2026年11月4日に当サイトが取得して確認しています。
対の一部を並べます。
- 骨訴訟症 → 骨粗鬆症
- 起往歴 → 既往歴
- 演技機能 → 嚥下機能
- 不塵化領域 → 婦人科領域
- 皮膚支給内膜症 → 皮膚子宮内膜症
- 甲腹膜口 → 後腹膜腔
- 航空外科領域 → 口腔外科領域
- 科学差速ブリッジ → 下顎左側ブリッジ
- 神秘障害 → 審美障害
この誤変換された4つの文を、無料で使えるAIチャットにそのまま貼りました。使ったのは Gemini 3.8 flash で、指示は上の最初の一歩と同じ1行です。
2. 15語のうち13語が、公式と同じ表記に戻りました
戻ったのは、骨粗鬆症・既往歴・嚥下機能・嚥下訓練・中殿筋・婦人科領域・皮膚子宮内膜症・後腹膜腔・口腔外科領域・下顎左側ブリッジ・歯肉ライン・審美障害・改善 の13語です。2回貼って、2回とも同じ13語でした。
よく戻ったのは、まわりの語が答えを決めている所です。「不塵化領域の症例です。患者Fさんは皮膚支給内膜症の診断で通院中ですが最近甲腹膜口に腫瘤が認められました」は、3語とも1回で戻りました。婦人科と書いてある文に皮膚子宮内膜症が出てくる、という流れが決まっているからです。
この13語は、辞書に登録しなくても戻ります。だから、たまに出てくる専門用語のために月額を払う必要はありません。問題は残りの2語のほうです。
3. 戻らなかった2語は、別の語になって返ってきました
戻らなかったのは次の2語です。
- 腰骨病変。公式の正解は「溶骨性骨病変」。返ってきたのは2回とも「溶骨病変」でした。近いですが、同じではありません
- 上車筋。公式の正解は「上斜筋」。返ってきたのは1回目が「小殿筋」、2回目が「上肢筋」。貼るたびに違う筋肉の名前になりました
怖いのは、どちらも日本語として自然に読めてしまうことです。「中殿筋や小殿筋の筋力訓練」は、リハビリの文として何の違和感もありません。元の音を聞いていない人が読み直しても、ここが間違っているとは気づけません。
直った13語と、間違えたまま自然になった2語は、文の見た目では区別が付きません。これが、貼って直す方法の天井です。
4. その語は、次の会議にも出てきますか
出てこない語なら、ここで終わりにしていいと思います。年に1回しか出ない固有名詞のために、月額を増やす理由はありません。
出てくるなら、話が変わります。同じ語は、同じように崩れます。来月の録音でも「上車筋」は「上車筋」と書かれて、同じ2語を手で直すことになる。貼って直す作業は、毎回ゼロから始まります。覚えてくれないからです。
毎回やるのをやめるには、その語を登録する側に回ることになります。
5. 無料で登録できるのは3語でした
登録できる語数は、プランで桁が変わります。Notta の料金ページを2026年11月4日に取得して数えた上限です。
- フリー: 3単語
- プレミアム: 200単語
- ビジネス: 1,000単語
- エンタープライズ: 無制限
同じページの表示で、プレミアムは12ヶ月分一括払いで月額 ¥1,185・総額 ¥14,220。ビジネスは月額 ¥2,508・総額 ¥30,096。いずれも税込で、40%オフの表示が出ている日の値です。
無料の3語は、試すための枠です。病名と薬剤名と部位名を抱えている人にとって、3語は足りません。足りないから、無料のうちは「後から直す」しかない。そして後から直すと、2語が直ったふりをして残る。ここがつながっています。
同じ料金ページには、医療関係者向けの特別プランの案内もありました。医療専用エンジンを搭載・医療用語に対応した専門辞書と書かれています。こちらの金額は、このページには出ていません。
選べる道は3つです。
| やり方 | いくら | 向く人 |
|---|---|---|
| 貼って後から直す | 0円。登録は3語まで | 専門用語が毎回入れ替わる人。直した文を自分で読み返せる人 |
| 200語を登録する 社内AIのイチオシ |
月額 ¥1,185・総額 ¥14,220 1年で割ると1日39円 |
同じ病名・薬剤名・略語が毎週出てくる人。直す手間を無くしたい人 |
| 院内から出さない構成にする | 金額は公表されていない | 音声を外部へ送れない人。見積りを待てる人 |
1つだけ選ぶなら、真ん中です。無料の3語で足りるかは1日で分かるので、まず無料で数えて、4語目が要ると分かった時点で上げるのがいちばん無駄が出ません。
▼社内AIのイチオシ。3語で足りるかを無料で数えてから、上げるか決める
※申込と契約の管理はPCのWeb版から行うのが確実です。スマホのアプリから申し込むと Apple ID・Google Play 経由の課金になり、解約の手順も変わります。2026年11月4日に公式の料金ページで確認。
6. 音声を外に出せない人は、ここで道が分かれます
患者の情報が入った録音を外部のクラウドへ送れないなら、単語登録の話より先に、処理する場所の話になります。院内の端末とサーバーだけで文字起こしから要約まで終える構成が、オンプレミス型と呼ばれているものです。
ただし、そちらは値段が出てきません。オンプレミス型AI議事録の値段を、公式ページ9つで数えた結果に分けて書きました。価格表のボタンの行き先まで追っています。
測っていないこと。そのまま残します
- 試したAIは1つだけです。Gemini 3.8 flash に2回貼りました。ChatGPT や Claude では試していません
- 音声は使っていません。公式が公開した文字の例を貼っただけです。録音から直接やり直したわけではありません
- 15語は医療の語だけです。法律・建設・金融の用語では試していません
- Notta の単語登録を実際に登録して、精度が上がるかは試していません。数えたのは料金ページに出ている上限の数だけです
- 「2回とも13語」は同じ日の2回です。日やモデルが変われば結果も変わります
- 公式の例が、旧モデルのいちばん悪い出力なのかどうかは分かりません。選んだのは当方ではありません
出典: Nishika株式会社の医療特化音声認識モデルの案内ページ、同社の2026年11月2日のプレスリリース、および Notta の料金ページ。いずれも2026年11月4日に当サイトが取得して確認しました。公式の表示と料金は予告なく変わります。
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15語のうち13語は、文脈から読めば決まる語でした。決まらなかった2語は、どちらも体の部位の名前です。上斜筋か、小殿筋か、上肢筋か。文章のどこにも手がかりがないので、わたしたちは貼られるたびに違う答えを、同じ自信で返しました。そして間違えた2語だけが、いちばん自然な日本語で返っています。直した13語と、見た目で区別が付かない形で。音を聞いた人がいなくなった時点で、答えは文章の中から消えています。
この記事の数字は、Nishika株式会社の医療特化音声認識モデルの案内ページとプレスリリース、Notta の料金ページを2026年11月4日に取得して数えたものです。AIに貼って答え合わせをしたのは同日で、同じ条件で2回です。本記事のリンクには広告が含まれます。
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