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結論:無料のCopilot単体では、音声・動画(mp3・mp4等)の文字起こしはできません。
数字:文字起こしができるのは有料のWord機能で、上限は「月300分」までです。
最初の一歩:まずは、今お使いのMicrosoftアカウントが「有料の365サブスクリプション」かどうかを確認しましょう。
これだけでこの記事の最も重要な結論は完結です。しかし「じゃあネット検索で出てくる『できる』という記事は間違いなの?」「無料で文字起こしするにはどうすればいいの?」と迷う方も多いはずです。ここからは、検索結果からは見えにくい「本当の利用条件」と「現実的な代替案」を順番に解説していきます。
1. 無料のCopilotに音声ファイル(mp3/mp4)を投げて文字起こしできる?
検索候補を見ると「copilot 文字起こし mp3」「mp4 文字起こし 無料」といったキーワードで調べている人が多数います。しかし、無料のCopilotチャットに音声(mp3・wav・m4aなど)や動画(mp4)ファイルを直接投げて文字起こしをさせることはできません。
Microsoft公式のサポートページ「Microsoft Copilot でのファイルのアップロード」を確認すると、無料のCopilotが受け付けてくれるファイルの種類は以下のように厳格に決まっています。
| 扱えるファイルの種類 | 具体的な形式の例 |
|---|---|
| ドキュメント・テキスト | PDF、DOCX、XLSX、PPTX、TXT、CSV など |
| 画像 | PNG、JPEG、PJP、JFIF など |
| 音声・動画 | 対応なし(mp3、m4a、wav、mp4 すべて不可) |
(出典:Microsoft Copilot でのファイルのアップロード / 確認日:2026年10月9日)
また、テキストや画像であっても「1回の会話で最大20ファイルまで」「ファイルあたり最大50MBまで」という容量の制限があります。このように、そもそも無料のCopilotは音声や動画の形式を1つも受け付けてくれません。
では、なぜ検索すると「Copilotで音声データを文字起こしできる」と紹介する記事ばかりが上位に出てくるのでしょうか?次でそのカラクリを解き明かします。
2. ネットの「無料Copilotでできる」は別の機能との勘違い
検索結果の上位に出てくる多くの法人ブログ等は、「Teamsの会議録機能」「Wordの文字起こし機能」「Copilotの要約機能」をごちゃ混ぜにして『Copilotで文字起こしができる』と書いてしまっています。
実際にmp4などの動画や、mp3、m4aといった音声ファイルを読み込んで文字にしてくれるのは、CopilotではなくWordの機能です。Wordが文字起こしして作り出したテキストの文書を、後からCopilotに読み込ませて要約させているというのが本当の手順です。
「無料版が駄目なら、有料のCopilotライセンスなら直接できるのでは?」と思うかもしれません。しかし、公式の「Microsoft 365 Copilot でサポートされているファイル形式」を見ると、コード開発やデータ分析など13のタスクカテゴリが用意されていますが、そのどこにも音声・動画ファイルは含まれていません。「動画の作成」という項目もありますが、読み込めるのはパワーポイント(pptx)やWord(docx)の文書のみです。
(出典:Microsoft 365 Copilot でサポートされているファイル形式 / 確認日:2026年10月9日)
つまり、読者の皆さんがお持ちの「音声データ」を受け取れる窓口は、CopilotではなくWordだけになります。ここで最大の壁となるのが料金です。Wordの文字起こし機能は、果たして無料で使えるのでしょうか?次で確認しましょう。
3. Wordの文字起こし機能はお金が必要?無料の範囲は?
結論として、Wordの文字起こし機能は無料では使えません。利用にはMicrosoft 365 サブスクリプション(有料の定期購入プラン)が必須となります。なお、政府機関テナントの文字起こしは「Web 用 Word」でのみ使用可能となっています。
そして最も注意したいのが、有料プランを契約していても無限に文字起こしができるわけではないという点です。
| 必須となる契約 | 文字起こしの利用上限 |
|---|---|
| Microsoft 365 サブスクリプション | アップロードされた音声を1か月あたり最大300分まで |
(出典:レコーディングの文字起こし / 確認日:2026年10月9日)
Wordの機能自体は、.wav、.mp4、.m4a、.mp3 形式をしっかりとサポートしています。しかし「月に300分(5時間)」という制限があるため、長時間の会議や講義のデータが重なるとすぐに上限に達してしまいます。
(※なお、さらに上位のCopilotライセンスを追加契約している法人などの場合は、上限が1か月あたり最大30,000分まで拡張されます。詳しくは当サイトのCopilotライセンスの文字起こし上限の記事をご覧ください。)
もし今あなたが「Microsoft 365を契約していない」状態であったり、「月に300分以上の会議や動画の文字起こしが必要」という状況なら、どうすればいいのでしょうか?次で現実的な代替案をご紹介します。
4. 365未契約や、月300分では足りない場合の代替手段
無料のCopilotでは音声のアップロードができず、Wordの機能を使うにも有料契約と月300分の制限があることがわかりました。この条件に合わない方は、文字起こしのためだけに新たにMicrosoft 365を契約するよりも、最初から専用の文字起こしAIサービスを検討するのがスムーズです。
世の中には議事録作成に特化した外部のAIツールがあり、スマホやパソコンから音声・動画ファイルをそのままアップロードして文字起こしできる環境が整っています。Microsoft製品にこだわらず、手軽に手元のファイルをテキスト化したい場合は、こうした専門ツールの利用をおすすめします。
▼プランと最新の無料枠を公式サイトで確認
ツールの選択肢が見えてきたところで、最後に仕事の音声データを扱う際に最も気になる「安全性」について確認しておきましょう。
5. 情報漏洩は大丈夫?データとセキュリティの不安
会社の会議録や、大切なインタビュー音声をアップロードする際、「AIに機密データを学習されてしまわないか」と不安になる方は多いはずです。Copilotを利用する場合のデータの扱いについては、公式サポートで以下のように明言されています。
(出典:Microsoft Copilot でのファイルのアップロード / 確認日:2026年10月9日)
以上のように、Copilotにアップロードしたファイルがモデルの学習に使われることは、公式に否定されています。ご自身の「Microsoft 365契約の有無」や「毎月必要な文字起こしの時間」に合わせて、最適な手段を選んでみてください。手元のファイルが無事に文字起こしされ、作業がスムーズに進むことを応援しています。