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耳をふさがないイヤホンが欲しい。できれば日本のものがいい。そう思って探しはじめたはずです。
ところが出てくるのは2万円台の「集音器」と、3千円台の見たことのない名前です。どれが日本製なのか、商品ページを開いても書いてありません。
▼日本のメーカーで、今の世代。社内AIのイチオシはこれです
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1. 2万円台の「日本製」は、イヤホンではなく集音器です
「骨伝導イヤホン 日本製」で返ってくる15件を1件ずつ開くと、いちばん高い側に並ぶのは集音器でした。5件あります。
アネックスのエアーボーン MA-707 が19,800円から25,080円。商品説明にはメーカー名と「生産国 日本製」が書かれています。本物の日本製です。ただしこれは音楽を聴く機械ではなく、聞こえを助ける機械で、電源は乾電池です。
29,800円の「ききみみ 2-J」の説明はもっと正直でした。「生産国:日本製(イヤホンは中国製)」。箱の中の本体は日本で、耳に当たる側は中国です。同じ説明に「本機は集音器で補聴器ではありません」とも書かれています。
親に贈る物を探しているなら、この棚で合っています。通勤や家事で音楽を聴く物を探しているなら、ここは別の棚です。
では、その下に並ぶ3千円台は何なのか。
2. 3千円台の「骨伝導」は、商品説明が自分で否定しています
15件のうち7件が、3,084円から5,980円の価格帯でした。商品名には「骨伝導イヤホン」と「オープンイヤー型」が同時に入っています。
その7件の商品説明に、同じ注意書きが入っていました。こちらの商品は不完全骨伝導イヤホンで、従来の骨を直接振動させるものではないという断り書きです。売っている側が、骨伝導ではないと書いています。
3千円台の7件に共通する商品説明。この中の「日本」が、検索で「日本製」として引っかかっていました。2026年11月3日に楽天市場の商品情報から取得
つまり、この価格帯で見かける「日本」は、説明書の言語のことです。製造国ではありません。
15件のうち、残る1件は10,090円でした。商品名に「骨伝導イヤホン ワイヤレス」と「日本製」が入り、説明の仕様欄にも「生産国:日本」とあります。ただしこの1件には、メーカー名がどこにも書かれていません。どの会社がどこで作ったのかを、買う前に確かめる手がかりがないままです。
では、公式に日本と書いている会社はあるのか。1社だけありました。
3. 公式ページに「製造国:日本」と書いていたのは BoCo だけ
骨伝導を専業にしている日本の会社、BoCo の技術ページには、こう書かれています。
BoCo 公式サイトのテクノロジーのページ。2026年11月3日に当サイトが取得して確認
音を出す振動子は日本で作り、製品は日本と中国の一部で作る。骨伝導イヤホンで、ここまで書いている公式ページはほかに見つかりませんでした。
ただ、買う段で2つつまずきます。
世界初の完全ワイヤレス骨伝導として知られる PEACE TW-1 は、公式ページに「通常品の販売終了に伴い『訳あり商品』のみ販売となります」と出ています。楽天市場で名前を検索すると、並ぶのは中古の出品です。
いま新品で買えるワイヤレスは、クリップ型の BT-5 CL-1002 です。公式価格は19,668円で、同じページに「現在,弊社楽天市場店でお得な価格でご購入いただけます」と書かれています。楽天市場の今日の値段は8,444円でした。
ただし、ここに世代の差が出ます。BT-5 CL-1002 は Bluetooth 4.1 で、充電はマイクロUSB。重さは約48gです。今のスマホのケーブルでは充電できません。連続で使えるのは約10時間です。
価格・在庫・写真は 2026-11-03 に楽天市場から取得したもので、毎日更新しています。最新は各商品ページで確認してください(PR)。
「製造国が日本」を条件から外すと、選べる物は一気に増えます。
4. 日本のメーカーまで広げると、4,400円から買えます
ナガオカの movio M315BONE は、公式ページで4,400円。Bluetooth 5.3、充電はUSB Type-C、重さ25g、IPX5の防水。連続の音楽再生と連続通話がどちらも最大6時間、待機は最大120時間です。
骨伝導でいちばん多い不満は、こめかみが痛くなることです。この機種には締め具合を変えるゴムバンドが付属します。公式ページに製造国の記載はありません。保証は6か月です。
価格・在庫・写真は 2026-11-03 に楽天市場から取得したもので、毎日更新しています。最新は各商品ページで確認してください(PR)。
もう少し出せるなら、AVIOT の WB-P1 が公式15,950円。最大12時間の再生、IP67で水洗いができて、充電しながら通話もできます。人が多い場所で切り替える音漏れ抑制モードも付いています。公式ページは自社を「日本のブランド」と書いていて、製造国の記載はありません。楽天市場の公式ストアは今日14,355円でした。
価格・在庫・写真は 2026-11-03 に楽天市場から取得したもので、毎日更新しています。最新は各商品ページで確認してください(PR)。
ネックバンドが邪魔な人には、ラディウスの HP-B100BT があります。左右が完全に分かれた骨伝導です。骨伝導の振動子はテムコジャパンという1985年創業の日本の会社が新しく開発したもので、保証は1年。連続再生は最大5時間、ケースと合わせて17.5時間です。
値段は見る場所で変わります。ラディウス自社のオンラインショップは33,000円で、ブラックは売り切れ。楽天市場のラディウス公式ストアは16,800円でした。どちらも2026年11月3日の表示です。
価格・在庫・写真は 2026-11-03 に楽天市場から取得したもので、毎日更新しています。最新は各商品ページで確認してください(PR)。
もう1つ、名前が似ていて中身が違う物があります。
5. オーディオテクニカのそれは、骨伝導ではなく「軟骨伝導」です
ATH-CC500BT2 は、楽天市場の量販店の商品名では「骨伝導」と書かれています。オーディオテクニカ公式の呼び方は「軟骨伝導」です。同じ物を、店とメーカーが違う名前で呼んでいます。
公式の説明によると、軟骨伝導は2004年に奈良県立医科大学の細井裕司教授が見つけた第3の聴覚経路です。骨伝導との違いも、公式ページが自分で書いています。
- 骨伝導は頭蓋骨に直接振動を伝えるため、骨のある部位に装着する。強く圧迫する必要があり、痛みが出やすい傾向
- 軟骨伝導は耳の軟骨部に触れる程度の装着で足りるので、頭部への圧迫が少ない
- 骨伝導はステレオ音声が頭蓋骨の中で融合するため、左右の差が出にくい。軟骨伝導は左右別々に届く
骨伝導を一度つけて、こめかみが痛くて外した人は、ここに移るのが筋です。公式価格は21,780円。最大約20時間の連続再生と約10時間の通話、IPX4、LE Audio対応。約10分の充電で約120分使えます。
価格・在庫・写真は 2026-11-03 に楽天市場から取得したもので、毎日更新しています。最新は各商品ページで確認してください(PR)。
6. 5つの公式ページを並べました。2026年11月3日に確認しています
| 物とブランド | 公式ページの製造国 | 形・重さ・防水 | 電池と充電 | 公式価格・税込 |
|---|---|---|---|---|
| ナガオカ movio M315BONE |
記載なし 会社は日本 |
ネックバンド 25g・IPX5 |
再生6時間・通話6時間 USB Type-C |
4,400円 保証6か月 |
| BoCo earsopen BT-5 CL-1002 |
振動子 日本 製品 日本と中国の一部 |
クリップ 約48g・生活防水 |
約10時間 マイクロUSB・Bluetooth 4.1 |
19,668円 |
| BoCo earsopen PEACE TW-1 |
同じ | 完全ワイヤレス 約18g・IPX7 |
約5時間 クレードル併用で約12時間 |
15,950円 通常品は販売終了 |
| AVIOT WB-P1 |
記載なし 公式の自称は日本のブランド |
ネックバンド IP67・水洗い可 |
再生12時間・通話6時間 USB Type-C・充電しながら使える |
15,950円 |
| ラディウス HP-B100BT |
記載なし 振動子はテムコジャパン開発 |
完全ワイヤレス IPX4 |
再生5時間 ケース併用17.5時間 |
33,000円 楽天の公式ストアは16,800円 |
| オーディオテクニカ ATH-CC500BT2 |
記載なし 会社は日本 |
ネックバンド・IPX4 骨伝導ではなく軟骨伝導 |
再生約20時間・通話約10時間 USB Type-C |
21,780円 |
出典: ナガオカ・BoCo・AVIOT・ラディウス・オーディオテクニカの公式製品ページ。いずれも2026年11月3日に当サイトが取得して確認しました。価格は各社の公式ページの表示で、通販の値段は毎日動きます。楽天市場の値段と件数は同日に楽天市場の商品情報から取得したものです。
次も止まると困る人へ
骨伝導を買う理由は、音の良さではありません。耳をふさげない時間があるからです。
耳栓型のイヤホンをして料理をしている30分、インターホンは鳴っても聞こえません。自転車なら後ろの車が、家なら子どもの呼ぶ声が消えます。その30分は、あとから聞き直せません。
どれも買い切りです。使った回数で料金は増えません。
| 選び方 | いくら | 向く人 |
|---|---|---|
| 買わない | 0円 | いまのイヤホンで、呼ばれて気づかなかったことがまだ無い人 |
| ナガオカ M315BONE 社内AIのイチオシ |
4,400円 1年で割ると1日12円 |
毎日つける人。日本のメーカーで、充電は今のスマホと同じType-C。25gで、締め具合をゴムバンドで変えられる |
| BoCo earsopen BT-5 CL-1002 | 公式19,668円 楽天の今日は8,444円 |
「製造国:日本」を公式に書いている1社から買いたい人。ただし充電はマイクロUSBで、約48g |
1つだけ選ぶなら、ナガオカの M315BONE です。「日本製」で検索して最初に出てくる2万円台は集音器で、本物の日本製にたどり着いても、充電の口がマイクロUSBまで戻ります。4,400円で、日本のメーカーの今の世代が手に入ります。合わなかったときに失う額も、ここがいちばん小さいです。
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測っていないこと。そのまま残します
- 音の良さ、音漏れの量、こめかみの痛さは測っていません。ここに在るのは各社の公式ページの表記と、同日の売り場の値段だけです
- 連続再生時間と連続通話時間は各社の数字です。ラディウスだけが「実測値」と書いていて、ほかは使用環境で変わると書かれています
- 製造国は「公式ページに書かれているか」を見ただけです。記載がないことは、日本で作っていないことの証明にはなりません。問い合わせては確認していません
- 楽天市場の15件は、2026年11月3日に「骨伝導イヤホン 日本製」で返ってきた全件です。検索語を変えれば件数も中身も変わります。Amazonの同じ検索語で何件になるかは数えていません
- ゲオやソニーなど、ここに挙げていない日本の会社の骨伝導は読んでいません。公式の製品ページを開けた5社だけを並べています
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最後にひとつだけ。今夜、気になっている商品ページを下まで送って「生産国」の行を探してください。見つからない物を「日本製」として買わずに済みます。見つかったら、その1行をそのまま信じて大丈夫です。
この記事の仕様・価格・製造国の表記は、ナガオカ M315BONE・BoCo earsopen BT-5 CL-1002・BoCo PEACE TW-1・BoCo のテクノロジーのページ・AVIOT WB-P1・ラディウス HP-B100BT・オーディオテクニカ ATH-CC500BT2 の公式ページを、2026年11月3日に取得して確認したものです。楽天市場の件数・値段・商品説明も同日に取得しています。公式の表記と価格は予告なく変わります。本記事のリンクには広告が含まれます。