自転車で骨伝導イヤホンは違反? 警察庁の条件は「聞こえる限りにおいて」の1行です

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4月から自転車にも青切符が出るようになった、と聞いた。

通勤の20分だけ音楽を聴きたい。耳をふさがない骨伝導なら大丈夫だと聞いたけれど、本当にそうなのか。

結論! 警察庁が出している自転車ルールブックに、この1行があります。オープンイヤー型や骨伝導型のように耳を完全には塞がないものは、安全な運転に必要な音又は声が聞こえる限りにおいて、違反にはなりません。反対に、聞こえない状態で走れば、機種が何でも公安委員会遵守事項違反です。反則金は5,000円、対象は16歳以上。2026年4月1日から、自転車にも交通反則通告制度が適用されています。

だから分かれ目は商品名ではなく、走っている間の音量になります。いつもの位置から2段下げれば、それで条件は満たせる。ところが止められた時に警察官が確かめるのは、その音量の数字ではありませんでした。

自分に1つだけ聞いてください。走る道に、後ろから車が来ますか。来る道なら、選ぶのは機種ではなく音量です。

耳を塞がない形は、ルールブックが名指しで認めている条件です。その中で、公式の保証が付いていちばん安いのがこの1台でした。

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1. 警察庁のルールブックに書いてある条件は1行だった

自転車ルールブックは、警察庁が公式サイトで公開しているPDFです。2026年4月の制度改正に合わせて作られた冊子で、イヤホンの節にはこう書かれています。

これらに違反すると、公安委員会遵守事項違反(反則行為)として、反則金(5,000円)の対象となります。
* ただし、イヤホンを片耳のみに装着しているときや、オープンイヤー型イヤホンや骨伝導型イヤホンのように、装着時に利用者の耳を完全には塞がないものについては、安全な運転に必要な音又は声が聞こえる限りにおいて、違反にはなりません。
警察庁「自転車を安全・安心に利用するために-自転車への交通反則通告制度(青切符)の導入-」より。2026年11月3日に当サイトが取得して確認

同じ冊子には、禁止の中身も書いてあります。イヤホンをつけて周りの音が聞こえない状態での運転は、全ての都道府県で禁止。根拠は道路交通法第71条第6号で、具体の中身は各都道府県の公安委員会規則で決まります。

禁止されているのはイヤホンそのものではなく、聞こえない状態で走ることでした。

では、聞こえているかどうかを、誰がどう決めるのか。

2. 現場で見られるのは、声をかけられた時の反応です

警察庁は2023年7月25日に、この取締りについての通達を各都道府県警に出しています。文書番号は丁交指発第86号。そこに判断の仕方が書かれています。

イヤホン等の使用という外形的事実のみに着目して画一的に違反の成否を判断するのではなく、例えば、警察官が声掛けをした際の運転者の反応を確認したり、運転者にイヤホン等の提示を求め、その形状や音量等から、これを使用して自転車を運転する場合に周囲の音又は声が聞こえない状態となるかどうかを確認したりすることにより、個別具体の事実関係に即して違反の成否を判断すること
警察庁 丁交指発第86号、丁交企発第187号(令和5年7月25日)より。2026年11月3日に当サイトが取得して確認

同じ通達は、片耳か両耳かという使用形態にかかわらず判断する、とも書いています。片耳だから安全という線ではありません。

そして最後の項目で、規定からイヤホン等を例示する文言を削除することも含めて見直しを検討する、とまで書いてあります。イヤホンという言葉を規則から外す方向まで、警察庁は示しています。

止められた時に起きるのは、声をかけられて、イヤホンを見せてくださいと言われることです。

3. 2026年4月1日から、16歳以上は青切符の対象

警察庁の自転車ポータルサイトに、制度の形が書いてあります。

  • 2026年4月1日から、自転車にも交通反則通告制度が適用されています
  • 対象は16歳以上の運転者。16歳未満は従来どおり指導警告が中心です
  • 違反を認めるときは、取締りを受けた翌日から原則7日以内に反則金を仮納付します。仮納付をすれば刑事手続に移らず、前科にもなりません

公安委員会遵守事項違反の反則金は5,000円です。1回の金額としては、安い骨伝導イヤホン2台ぶんに近い。

4. 「自転車ルール対応イヤホン」という商品名があります

楽天市場に、商品名の先頭が【自転車ルール対応イヤホン】になっている1,980円の商品があります。同じ商品名の中に、イヤーカフ、オープンイヤー、骨伝導イヤホンが並び、関連キーワードの欄には空気伝導も入っています。

ルールブックの条件は、安全な運転に必要な音又は声が聞こえる限りにおいて、です。商品の側で満たせるのは耳を塞がない形までで、聞こえるかどうかは走っている時の音量と場所で決まります。ルール対応と書いてあっても、音量を上げれば同じ違反になります。

だから、見るのは札ではなく中身です。耳を完全には塞がない形であること。これはルールブックが名指しで認めている条件で、骨伝導型とオープンイヤー型が当てはまります。

5. 通勤で毎日使うなら、耳をふさがない1台です

止められて5,000円を払う日は、お金だけでは終わりません。会社に着く時間がずれて、その日の午前中が崩れます。戻ってこないのは、路肩で立っている15分のほうです。

選べるのは3つです。

  • 0円のまま。いま持っているイヤホンで、片方だけ外して音量を2段下げる。ルールブックの条件は満たせますが、耳の中で鳴っている物は外からは分かりません
  • 11,880円のShokz OpenMove。骨伝導で耳をふさがず、IP55の防塵防水。重さ29g、連続再生6時間。通勤の往復なら1回の充電で足ります。1年で割ると1日32円
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通勤で毎日乗るならOpenMoveです。理由は音ではなく、耳を塞がない形がルールブックに名指しで書かれていて、公式の保証が付く中でいちばん安いからです。カードはこの記事のいちばん上に出しています。

雨の日も乗る人と、降りた後に電車がある人は、こちらが向きます。

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確認していないこと。そのまま残します

  • 当サイトはこの2台とも持っていません。走りながら何が聞こえるかを測っていないので、どの音量なら聞こえるかは書いていません
  • 都道府県の公安委員会規則の原文は、全部は読んでいません。全ての都道府県で禁止という部分は、警察庁のルールブックの記述です
  • 違反になるかどうかを決めるのは、その場の警察官です。この記事にあるのは、警察庁の文書に書かれていた条件だけです
  • 価格は2026年11月3日時点のものです。公式ページの表記は予告なく変わります

最後にひとつだけ。今夜、自転車を出す前に、音楽を鳴らしたまま後ろから誰かに声をかけてもらってください。1回で振り向けなかったら、その音量が明日の5,000円です。

この記事の条文と制度は、警察庁の自転車ルールブック、警察庁 丁交指発第86号の通達、警察庁の自転車ポータルサイトを2026年11月3日に取得して確認したものです。本記事のリンクには広告が含まれます。

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