ミリキャンバスの安全性は「AI学習に使いません」で終わりません——同じ第7条に、入力は米国へ送られると書いてあります【2026年11月2日 公式確認】

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結論: 危ないのは会社ではなく、AI機能に打ち込む中身です。公式規約の第7条は「当社はAI学習用にユーザー入力データを使用していません」と書いています。ところが同じ第7条の数行下に、入力はすべて米国のOpenAI, LLCへ送られ、そちらのサービス改善に使われることがある、と書いてあります(この節)。
数字: 公式が名前を挙げている個人情報の国外移転先は3つ。
最初の一歩(0円・何も入れません): AIに渡す指示文から、社名・人名・金額を抜く。テンプレートを編集してデザインを作るだけなら、この条文は掛かりません。
⚠ 先に1つ: 会社の身元は調べられます。公式サイトに社名・渋谷区の住所・固定電話が出ていて、規約もプライバシーポリシーも日本語で公開されています。素性の分からないサービスではありません。

「ミリキャンバス 安全性」で調べて来た人が気にしているのは、たぶん2つです。韓国発のサービスに登録して大丈夫か。会社の資料をAIに入れて漏れないか。2026年11月2日に、公式サイトのフッターと公式ヘルプにある規約・プライバシーポリシーを開いて、原文を写しました。

重いのは2つめなので、そちらから書きます。

「AI学習に使いません」の数行下に、何が書いてあるか

検索で上に出てくる解説は、だいたい同じ1文を引いて終わっています。ミリキャンバス・AIツール機能規約の第7条です。

「当社はAI学習用にユーザー入力データを使用していません。」

この文は本当に書いてあります。当方も同じ場所で確認しました。問題は、その文のすぐ下です。同じ第7条が、続けてこう書いています。

「ユーザーはAIツール入力内のすべての入力がOpenAI、LLCのような技術パートナーと共有されることに同意します。これは、テクニカルパートナーがあなたにサービスを提供するためであり、テクニカル パートナーがユーザー入力データをテクニカルパートナーのサービス改善に使用することもできます。」

さらに同じ節の数行後に、こうあります。「ユーザーは利用者入力データに含まれているすべての個人データが米国のOpenAI、LLCに送信されることに同意します。この時、居住国によっては同等レベルの個人情報保護を提供しない場合があります。」

2つを並べると、第7条が言っていることは1つに読めます。ミリキャンバス自身は学習に使わない。ただし入力は米国の技術パートナーへ送られ、そちら側のサービス改善に使われることがある。「学習されない」はどこにも渡らないという意味ではありません。本日取得した検索上位2件の本文には、この技術パートナーの名前が1度も出てきませんでした。

同じ規約には、入力してはいけないものも書かれています。第4条で、人種・出身国または民族・政治的見解・宗教または哲学的信念・労働組合の加入の有無・健康データ・性生活または性的趣向に関するデータを含む個人情報を入力しないことに同意する形になっています。会社で使う人にとっては、ここが実務の線です。

そして第4条には、もう1つ覚えておく文があります。入力と成果物について「当社がこれを使用して当社のサービスをマーケティング及び改善するために使用する権限を付与します」。著作権そのものは利用者に残ります——公式は「当社は…著作所有権を主張しません」と書いています。

あなたがAI機能に入れたいのは、社外に出せない文章ですか。
・いいえ(公開する告知・SNS画像・自分用の資料) → ここで読み終えて大丈夫です。上の条文は、あなたの用途には効きません。
・はい(未発表の数字・顧客名・社内規程) → 下の節に、やることが1つあります。

社内の資料で使うなら、やることは1つだけ

AIに渡す文章から、社名・人名・金額・日付を抜いてから入れる。これだけです。

AIプレゼンやAIライティングに渡すのは「どんな構成にしたいか」の指示で、中身の数字は後からエディターで自分が打てば済みます。構成はAIに出させて、固有名詞は自分の手で入れるという分け方にすると、第7条の送信の対象になるのは「来期の販売計画の骨子を5枚で」といった指示文だけになります。0円で、設定も要りません。

これで済みますが、同じ条件でまた迷う場面は来ます。規約は変わるからです。現行のAIツール機能規約の施行日は2024年5月26日で、プライバシーポリシーは2026年9月15日。公式ヘルプには過去の版が6つ残っていて、どの日に何が変わったかを自分で追えます。これは不親切ではなく、追える形で置いてあるという意味です。年に一度、施行日だけ見ておけば足ります。

会社と個人情報の扱いは、どこまで公開されているか

ここからが1つめの答えです。公式サイトのどのページでも、いちばん下に同じ表示が出ます。2026年11月2日に写したものです。

  • MIRI D.I.H Co., Ltd.
  • 〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー15階
  • 03-5456-7952

住所と固定電話が出ていて、日本語のヘルプサイトがあり、規約もプライバシーポリシーも日本語で公開されています。連絡先が分からないサービスではありません。

その表示のすぐ下、SNSのアイコンの列の下に、見落としやすいものが2つ並んでいます。bsiの認証バッジです。ISO/IEC 27001とISO/IEC 27701、どちらもCERTIFIEDの表示。情報セキュリティの管理と、個人情報の管理についての第三者認証です。本日、公式サイトのフッターを拡大して読みました。ただしバッジは画像で、認証番号も適用範囲も有効期限もこのページには書かれていません。「審査を受けた組織である」ところまでが、ここから読み取れることです。

一方で、個人情報の扱いの基準は日本の法律ではありません。現行のプライバシーポリシーは施行日2026年9月15日のもので、冒頭にこう書かれています。「本プライバシーポリシーに記載されている個人情報保護法およびその他の関連法は、すべて大韓民国の法律を意味します。」個人情報処理の委託先として並んでいるのも、カード決済・携帯電話認証・SMS送信など韓国の会社です。

そして国外移転の節に、1行だけ強い文があります。「国外移転を拒否した場合、サービスを利用することはできません。」拒否する方法として公式が案内しているのは、退会の手続きです。移転先として名前が挙がっているのは、この3つでした。

移転先 国 渡るもの
Zendesk 日本 氏名・メールアドレス・問い合わせ内容
問い合わせを送ったときだけ・受付日から3年間
Intuition Machines, Inc.
hCaptchaの運営
EU加盟国
および米国
マウスの動き・スクロール位置・キー入力イベント・タッチイベント・IPアドレス・ブラウザとOSとデバイスの種類・アクセス日時
会員登録のときのボット判定
連携を選んだ外部AIアシスタントの運営事業者 各社の所在国 セッション識別子・アカウントID・生成したデザインのサムネイル
自分で連携したときだけ

この表を読むと、登録してデザインを作るだけなら、外に出るのは登録時のボット判定の情報までです。カード情報は有料プランを申し込んだときだけで、公式は保存する範囲を「カード番号16桁中12桁」と書いています。

守り方のほうも、第8条に書かれています。管理面は内部管理計画と定期的な従業員教育と専門組織の運営、技術面はアクセス権限の管理と暗号化とインターネット網の遮断措置、物理面は電算室と資料保管室のアクセス管理。日本語で読める範囲では、ここまでが公式の説明です。

やめるときの道も確認してあります。退会すると、作ったデザイン文書はすべて削除され、復元できません。公式はその注意を先に書いています。消す手段があることは、安全性の側の事実です。ただし退会できるのは、持っているワークスペースが全部無料プランのときだけです。有料で始めると、やめる手順が1段増えます。

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規約もプライバシーポリシーも、登録しなくても日本語で読めます。読むべき場所は、公式ヘルプのAIツール機能規約 第7条の1か所だけです。そのうえで試すなら、無料プランのまま、固有名詞を抜いた指示文で1本作ってみるのがいちばん軽い確かめ方です。カード情報を聞かれるのは、有料のトライアルを自分から申し込んだときだけです。AIでスライドを作る機能はパソコンから使うほうが確実です。

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※規約とプライバシーポリシーは公式サイトの表示が最新です。確認日は2026年11月2日です。

この記事で確認していないこと

  • サーバーがどこにあるかは、プライバシーポリシーに書かれていません。書かれているのは委託先と国外移転先の社名と国だけです。当方も確認していないので書きません。
  • ISO/IEC 27001とISO/IEC 27701のバッジは公式サイトのフッターで確認しましたが、認証番号・適用範囲・有効期限は確認していません。公式ヘルプの検索で「ISO」「ISMS」を当てると、どちらも該当0件です。説明はバッジの画像だけで、文章では書かれていません。認証機関の登録簿には当たっていません。
  • 当方はミリキャンバスを契約しておらず、AI機能に何かを入力して通信の中身を調べたわけではありません。上の文は公式サイト・公式ヘルプサイトの規約とプライバシーポリシーの表示です。
  • 規約は変わります。確認したのはAIツール機能規約(施行日2024年5月26日)とプライバシーポリシー(施行日2026年9月15日)で、確認日は2026年11月2日です。

今夜できること: 次にAIに資料を作らせるとき、指示文から社名と金額を抜いて入れてみる。出来上がりはほとんど変わりません。変わるのは、海の向こうに送られたものの中身だけです。

確認日と出典

MiriCanvas 公式サイト(フッターの事業者表示・住所・電話番号・ISO/IEC 27001とISO/IEC 27701の認証バッジ)
https://www.miricanvas.com/ja (2026年11月2日確認)

MiriCanvas 公式ヘルプ「ミリキャンバス・AIツール機能規約(施行日:2024年5月26日)」第4条・第5条・第7条
https://help.miricanvas.com/hc/ja/articles/31288096586649 (2026年11月2日確認)

MiriCanvas 公式ヘルプ「プライバシーポリシー(施行日:2026年9月15日)」第1条・第5条・第6条・第7条・第8条
https://help.miricanvas.com/hc/ja/articles/61894521119257 (2026年11月2日確認)

MiriCanvas 公式ヘルプ「Q. 退会するにはどうすればいいですか?」「連携AIアシスタントの運営事業者一覧」
https://help.miricanvas.com/hc/ja (2026年11月2日確認)

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