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会議を録るのに、iPhoneのボイスメモで何度も間に合ってきた。それでも「専用の録音機を買った方がいいのか」が残る。Appleのユーザガイドと録音機の仕様を今日1つずつ読んで並べたら、分かれ目は音の良さではないところにありました。
① ボイスメモは、同じiPhoneでほかのアプリが音を鳴らすと録音が停止します(Apple公式の記載)。
② ボイスメモの録音レベルを変える方法は、公式にはマイクを近づける・離すだけ。
③ 専用機は連続約34時間録れて、録音中に電話が来ても関係ありません。
最初の一歩は0円です。コントロールセンターを開いて上部の「ボイスメモ」をタップし、「声を分離」を選んで同じ席でもう一度録ってみてください。これで足りる人は、買わなくていい側です。
ここから先は、その3か所を公式の文と仕様表で確かめた中身です。読み終えたときに、あなたがどちら側かが決まります。
①ほかのアプリが音を鳴らすと、ボイスメモは録音をやめる
Appleのユーザガイド「iPhoneのボイスメモで録音する」には、こう書いてあります(2026年11月2日に確認)。「録音中でも、iPhoneでオーディオを再生しない限り、ほかのアプリを使用できます」。そして次の行が本題です。「そのアプリでオーディオの再生が始まると、ボイスメモの録音は停止します」。
停止するのは、音を鳴らしたときだけ。メモを取る、資料を開く、検索する——音の出ない操作なら録音は続きます。止まるのは、動画の再生ボタンを押した、地図が音声案内を始めた、ビデオ通話につないだ、という瞬間です。
ここで1つだけ答えてください。あなたが録っている最中、その同じiPhoneで音を鳴らす用事はありますか。無いなら②へ進んでください。あるなら、あなたは録音機を1台持つ側です。理由は下の③に出てきます。
②録音レベルのつまみは、公式には無い
同じユーザガイドで、録音の大きさの調整について書かれているのは1文だけです。「録音レベルを調整するには、マイクを録音対象に近づけたり離したりします」。数値で入力感度を上げる手順は、見つかりませんでした。
代わりに公式が用意しているのは2つです。録音中にコントロールセンターの上部「ボイスメモ」から選ぶ「声を分離」(周りの音を外す)と「ワイドスペクトル」(周りの音も残す)。それと「設定」>「アプリ」>「ボイスメモ」>「録音モード」のモノラル・ステレオ・空間オーディオです。ワイドスペクトルと空間オーディオは、iPhoneのモデルによっては使えないと公式に書かれています。
つまり、机の端に置いて遠い声を大きく拾う、という調整はボイスメモ側では用意されていません。相手に近づけるか、マイクを足すか、録音機を置くかのどれかになります。1時間に1回しか起きない会議なら、近づければ済みます。では毎週あるなら、何が変わるか。
③専用機の数字は、電池と「止まらないこと」に出る
価格の近い録音機の仕様を、商品ページで今日読みました。楽天ランキング1位で出ていたTOKAIZ TIC-V36は、800mAhの充電池で連続録音が最長約34時間、再生が最長約78時間、充電は約4時間。内蔵16GBに加えてmicroSDが最大128GBまで、本体は約97×32×13mm・約67gで、上部の左右2マイクとノイズカットを備えます。WAVとMP3、予約録音、A-Bリピート、再生速度調整まで入っていました。
できないことも商品ページに書かれています。本体メモリーからmicroSDカードへの直接のデータ移動には対応していません。microSDとイヤホンは別売りです。
乾電池で回す型なら数字はもっと伸びます。ソニーのICD-PX470Fは主な仕様で、単4形アルカリ乾電池2本のマイク録音時にMP3 192kbpsで約55時間、リニアPCMで約40時間。内蔵4GB、約74g、ノイズカット(クリアボイス)とローカットフィルター、プラグインパワー対応のマイク入力端子付き。ただし同じページに「本商品のソニーストアでの販売は終了しております」とあります。買える場所は限られます。
3か所を並べ直すと、録音機が勝っているのは音質ではなく「ほかの用事に邪魔されない」という一点でした。それが要るかどうかが、分かれ目です。
次も止まると困る人へ
ボイスメモで困る日は、たいてい同じ条件で起きます。録音中に取引先から電話が入る、確認のために動画を開く、画面共有に音をつなぐ。そのとき失うのは録音の後半で、会議の後半30分は録り直せません。もう1回同じ話をしてくれと頼める相手は、そう多くないはずです。
文字起こしまで任せるAI録音機は、下の表のとおり¥29,700(楽天・2026年11月2日の表示)。それと比べると、録音だけを止めずに続ける道具は1桁下の値段です。3つに絞りました。
| 選び方 | いくら | 向く人 |
|---|---|---|
| ボイスメモのまま(「声を分離」を使う) | 0円 | 静かな場所で1対1、録音中にiPhoneで音を鳴らさない |
| 録音機を1台(買い切り) | ¥5,980 1年で割ると1日¥16 |
週に1回でも、1時間以上の会議や取材を録る |
| AI録音機(文字起こし付き) | ¥29,700 | 録った音をそのまま文章で配る必要がある |
金額は2026年11月2日に楽天市場で表示されていた価格です。下の表は毎朝取り直しています。
真ん中を推します。録音中にiPhoneで音を鳴らす用事がある人は、1日¥16の買い切りで「止まらない」を買うほうが早い。文字起こしは、録れた音さえあとから渡せます。逆に、録音中にスマホを触らずに済む人は0円のままで足りました。
いま楽天で選ばれている順に3台。写真と価格は毎朝 取り直しています。「社内AIのイチオシ」が上の表の真ん中です。
価格・在庫・写真は 2026-11-02 に楽天市場から取得したもので、毎日更新しています。最新は各商品ページで確認してください(PR)。
今夜できる1つ
ボイスメモを開いて、先月の録音を上から3本再生してください。途中で切れている本が1本でもあれば、そのとき鳴っていた音があります。切れていなければ、あなたは買わなくていい側です。録音できる長さそのものを気にしている人はボイスメモは何分まで録音できるかの記事、録音機の音を文字にする手順はICレコーダーの録音を無料で文字起こしする記事、文字起こしまで1台で済ませたい人はAIボイスレコーダーの選び方の記事にあります。
出どころ:Apple公式 iPhoneユーザガイド「iPhoneのボイスメモで録音する」https://support.apple.com/ja-jp/guide/iphone/iph4d2a39a3b/ios(2026年11月2日確認)/ソニー「ICD-PX470F 主な仕様」https://www.sony.jp/ic-recorder/products/ICD-PX470F/spec.html(同日確認)/TOKAIZ TIC-V36とPLAUD Note Proの価格・仕様は楽天市場の各商品ページ(同日確認)。ボイスメモの録音時間の上限、録音レベルを数値で設定する手順は、Apple公式の記載が見つかりませんでした。両者の音質を同じ場所で測った数字は、当サイトでは取っていません。