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本当です。n8nのCommunity edition(自分のサーバーに置く版)は無料で、公式ドキュメントも「ほぼ全機能が使える」と明記。ただし「無料」なのはソフト代だけで、置き場所のサーバー代(月1,500〜2,300円程度)はかかります。それでもクラウド版(年払いで月20ユーロ〜)と比べると、実行回数が増えるほど自前が有利になります。
業務の自動化ツール「n8n(エヌエイトエヌ)」は、AIと外部サービスをつないで作業を自動で流す道具です。調べると「自分のサーバーに置けば無料」という話が出てきますが、本当に無料なのか、どこまで使えるのか。2026年8月1日にn8n公式の料金ページとドキュメントで確認しました。
🙋 読者の疑問そもそもn8nって何?難しそうなんだけど…
🔍 研究所ざっくり言うと「AとBをつないで自動で動かす配管工事の道具」です。たとえば「メールが来たらAIに要約させてチャットに流す」のような流れを、画面上でブロックをつないで作れます。プログラミングは必須ではありませんが、自分のサーバーに置く場合は多少の設定作業が必要になります。
クラウド版の料金(2026年8月1日確認・年払い時)
| プラン | 月額(年払い) | 月の実行回数 |
|---|---|---|
| Starter | 20ユーロ | 2,500回 |
| Pro | 50ユーロ | 10,000回 |
| Business | 667ユーロ | 40,000回 |
特徴的なのは「ステップ単位ではなく、ワークフローが最初から最後まで走った回数」で課金される点(公式が他ツールとの違いとして明記)。複雑な処理を組んでも回数が増えないので、作り込む人ほど有利な料金設計です。
自前サーバー版(Community edition)は本当に無料
公式ドキュメントの導入ガイドに、はっきりこう書かれています——「無料でn8nを動かしたいなら、セルフホストのCommunity edition。ほぼ完全な機能セットが無料」。ユーザー数もワークフロー数も無制限で、連携できるサービスも制限されていません。
制限があるのは、企業向けの管理機能(SSO・複数環境の切り替え・Gitでのバージョン管理など)。個人や小さなチームが業務を自動化する用途では、まず困らない範囲です。
で、結局いくらかかるのか
ここが本題です。「ソフトが無料」でも、24時間動かす場所は必要です(自分のPCを常時起動しておく手もありますが、電気代と故障リスクを負います→VPSという選択肢の解説)。
| 構成 | 月のコスト | 向いている人 |
|---|---|---|
| クラウド版 Starter | 20ユーロ(約3,000円台) | 設定を一切したくない人 |
| 自前 + VPS(4〜8GB) | 1,500〜2,300円程度 | 実行回数を気にせず使いたい人 |
| 自前 + 自宅PC常時起動 | 電気代(構成による) | すでにPCをつけっぱなしにしている人 |
金額差だけ見ると僅かに見えますが、決定的な違いは実行回数の上限です。クラウドStarterは月2,500回まで。自前なら回数制限はサーバーの性能次第で、「毎分動かす監視系の自動化」のような使い方をすると、クラウド版は早々に上位プランへの乗り換えが必要になります。
「無料VPSで完全無料にできる」という情報について【要注意】
n8nのセルフホストを調べると、「エックスサーバーの無料VPSを使えば完全無料で運用できる」と紹介している記事が複数見つかります。しかし2026年8月1日に公式ページを確認したところ、この無料VPSは「受付停止中」でした。今から申し込むことはできません。
再開する可能性はありますが、仮に使えたとしても、公式の仕様表には自動化用途で見逃せない条件が並んでいます。
- 契約は1日ごとの手動更新。更新しないとサーバーが削除されます。しかも更新を自動化するスクリプトやボットの利用は不正行為と明記されています——毎日手作業でボタンを押す必要があるわけで、「自動化のためのサーバー」としては本末転倒です
- 通信制限あり(有料プランは無制限)、ネットワークは30Mbps
- 公式が挙げる利用シーンも「テスト・検証環境」「契約前の試用」で、常時稼働の本番運用は想定されていません
結論として、n8nを毎日動かす目的なら、無料VPSは(再開されても)適していません。月1,500〜2,300円は、24時間止まらない環境の対価と考えるのが素直です。
自前で置くならサーバーはどれか
n8n公式のセットアップツールに対応しているVPSを使うと、環境構築の手間が大きく減ります。当サイトで実確認した2社では、AI・自動化用途の推奨プランがこうなっていました。
- ABLENET: n8n向けの推奨はL3(8GB/4コア)月2,280円〜。setup-toolコマンドでDocker・n8n・Difyを導入できると公式に明記。10日間の無料試用つき
- ConoHa VPS: サーバー作成時にn8nテンプレートを選択可能。公式のAIエージェント構成例は2GBで月1,259円
詳しい比較はAI用途のVPS比較記事にまとめています。「まず動くか試したい」なら無料試用のあるABLENET、「小さく安く始めたい」ならConoHaが素直な選択です。
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正直に言う、自前運用の代償
- アップデートとバックアップは自分の仕事になります。クラウド版の料金には、この手間賃が含まれていると考えるべきです
- 止まっても誰も助けてくれません。業務の根幹を任せるなら、止まったときに自分で直せるかを先に考えてください
- 公式は「技術的な知識がない人・インフラを管理したくない人にはクラウド版」と明確に推奨しています。見栄を張らずクラウドを選ぶのも正解です
関連記事: VPSって何?(図解入門) / AI用途のVPS比較 / Claude CodeをVPSで動かす
データ確認日: 2026年8月1日(n8n公式料金ページ・公式ドキュメント、XServer VPS無料プラン公式ページ)、VPS各社の料金は2026年7月29〜31日確認。ユーロ建て価格は為替により円換算額が変動します。料金・ライセンス条件は変更される場合があるため、契約前に必ず公式サイトでご確認ください。