安い通話イヤホン。「ENC」で選ぶと外れて、「連続通話」で選ぶと決まります

本記事にはプロモーションが含まれます。

電話の相手に「ちょっと聞こえにくい」と言われて、2,000円くらいのイヤホンを見にいく。商品名に「ENCノイズキャンセリング」と入っているほうが、良さそうに見えますよね。

その3文字は、売り場にはいくらでもあります。ところがイヤホンを作っている側のページを開くと、ぱったり消えます。

結論! 見る行は「連続通話」の4文字です。ENCではありません。3,000円以下で売れている30件のうち、商品名にENCと書いたのは6件、連続通話と書いたのは1件でした。そしてApple・ソニー・Anker・Yealinkの公式ページ4つに、ENCの3文字は1つも出てきません。CVCも0件です。公式が通話について出している行は、マイクの数と連続通話時間の2つだけ。4つのうち連続通話時間が書いてあったのはソニーのWF-C510で、最大5時間でした。
先に1つだけ。0円・10秒: いま見ている商品ページを「連続通話」で検索してください。スマホならページ内検索、パソコンならCtrl+Fです。0件なら、その商品は何分 話せるかを名乗っていません。30件のうち、商品名にこの語があったのは1件でした。

▼社内AIのイチオシ。公式が連続通話時間を数字で書いていた1本です

社内AIのイチオシSONY|ソニー 完全ワイヤレスイヤホン ブラック WF-C510BC [ワイヤレス(左右分離) /カナル型 /Bluetooth対応]

SONY|ソニー 完全ワイヤレスイヤホン ブラック WF-C510BC [ワイヤレス(左右分離) /カナル型 /Bluetooth対応]
¥8,910税込・2026-11-08
楽天ビック(ビックカメラ×楽天)

価格・在庫・写真は 2026-11-08 に楽天市場から取得したもので、毎日更新しています。最新は各商品ページで確認してください(PR)。

これで今日の1本は決められます。ただし電池は、話した分だけ減ります。最大5時間と書いてある機種で、2年後も5時間 話せるとは書いてありません。

その前に1つだけ自分に聞いてください。1回の電話は、30分を超えますか。超えないなら安い側で足ります。超える人だけ、次を読んでください。

1. 売り場の30件。ENCは6件、通話の時間は1件

3,000円以下で売れている30件は、安いほうが1,000円、高いほうが2,999円でした。商品名に書いてある語を数えると、こうなります。

商品名に書いてある語 30件のうち 説明文まで入れると
ENC 6件 7件
CVC 1件 3件
再生時間・連続再生 4件 18件
連続通話 1件 2件
マイクの本数 0件 1件
ビームフォーミング 0件 2件
技適の注記 0件 3件

出典: 楽天市場の商品検索API(楽天ウェブサービス)。検索語「ワイヤレスイヤホン 通話 ノイズキャンセリング」・3,000円以下・レビュー件数の多い順に30件を2026年11月8日に当サイトが取得し、商品名と商品説明文の語を数えました。並びは毎日変わります。

再生時間は18件が説明文に書いています。通話の時間を書いているのは2件。ノイズキャンセリングを通話の売り文句にしている棚で、通話の数字はほとんど出てきません。

2. 作っている側の公式ページ4つ。ENCは0件

同じ日に、イヤホンを作っている会社の公式ページを4つ開いて、全文で数えました。

公式ページ ENC CVC 連続通話の行
Apple AirPods 4 の仕様 0件 0件 無し(再生時間の行は2つ)
ソニー WF-C510 の主な仕様 0件 0件 有り。最大5時間
Anker Soundcore P30i 0件 0件 無し(再生時間の行だけ)
Yealink UH35(法人向け) 0件 0件 無し(マイクの数は書いてある)

出典: apple.com/jp の AirPods 4 の仕様、sony.jp の WF-C510 の主な仕様、ankerjapan.com の Soundcore P30i、yealink.com の UH35 の製品ページ。4つとも2026年11月8日に当サイトが取得し、本文の全文で語を数えました。各社の表記は予告なく変わります。

4社とも、ENCという3文字を使っていません。売り場で6件が名乗っている語が、作っている側のページには1つも出てこない。それがこの日の数え方の結果です。

3. 公式が代わりに書いている行は、2種類だけ

ENCの代わりに何が書いてあるのか。読むと2種類に分かれました。

1つめはマイクの数と向きです。AppleはAirPods 4の仕様に「デュアルビームフォーミングマイク」と「内向きのマイク」を並べています。Yealinkは業務用のUH35について、マイクは2つでノイズを打ち消す、と書いています。数と置き方は検品できる書き方で、ENCはそうではありません。

2つめは連続通話時間です。ソニーのWF-C510は、電池持続時間の欄に連続通話時間として最大5時間と書いています。外音取り込みをオンにしてもオフにしても5時間で、数字は変わりません。同じ欄にある音楽の再生時間のほうが長い数字です。

AnkerのSoundcore P30iは、公式の製品仕様に再生時間(通常モードで最大10時間、ノイズキャンセリングで最大7時間)を書いていますが、通話の行はありません。5,990円の製品でもこうです。値段ではなく、どの行を載せるかの方針の差でした。

4. 0円のまま/通話の行がある1本/ENCを名乗る安い1本

失うのは、イヤホンの値段ではないですよね。「もう一度お願いします」と言わせているあいだの、相手の時間です。週に3回あれば、月に12回 戻ってきます。

選べるのは3つです。

どうするか 払う額 残る問題
0円のまま。イヤホンを外して、スマホを口元に近づけて話す 0円 手がふさがる。歩きながらはできない
通話の行がある1本。ソニー WF-C510 8,910円 税込・楽天市場
1年(365日)で割ると1日24円
連続通話は5時間で切れる
音が相手にどう届くかは、仕様表には書いていない
ENCを名乗る安い1本 2,499円 税込・楽天市場
1年で割ると1日7円
公式ページそのものが無い。何分 話せるかも分からない

値段は2026年11月8日に楽天市場から取得した税込価格で、毎日動きます。1日あたりは365日で割った額です。

1つ選ぶなら、真ん中です。1日24円で消えるのは「何分で切れるか分からない」のほうだけ。声がどう届くかは、どちらを選んでも買ってみないと分かりません。それでも、分からないことを1つ減らせます。

3,000円を超えたくない人は、下で構いません。ENCと書いてあることは、ENCという機能が載っていることの証明にはなりませんが、通話ができないという意味でもありません。

ワイヤレスイヤホン bluetooth イヤホン bluetooth5.3 ANC ENC ノイズキャン LED 残量表示 マイク 自動ペア

ワイヤレスイヤホン bluetooth イヤホン bluetooth5.3 ANC ENC ノイズキャン LED 残量表示 マイク 自動ペア
¥2,499税込・2026-11-08
誠南楽天市場店

価格・在庫・写真は 2026-11-08 に楽天市場から取得したもので、毎日更新しています。最新は各商品ページで確認してください(PR)。

5. 検索の上に出ているページが、数えていないこと

2026年11月8日のYahoo!検索で「イヤホン ENC 通話 安い」を引くと、自然検索の11件のうち大半が売り場でした。楽天市場、Amazon、価格比較、Yahoo!ショッピング、フリマ。

解説している記事は1本あって、5,826字。ENCが3回、CVCが3回、連続通話が4回 出てきます。ENCがどういう仕組みかを説明して、搭載機を薦める作りでした。

その1本にも、メーカーの公式仕様表にENCの語が載っているかを数えた行はありませんでした。語の意味を説明する記事はあって、語の出どころを数える記事が無い。この記事が足したのは、その1列だけです。

なお、同じ棚でもっと安い側(410円から)がどうなっているかは、別の記事にまとめています(通話イヤホンは410円から買えます。ただし安い順の3件に2件は、電波法の注記つきです)。パソコンの会議で使うなら、Microsoftの認定表と売り場を突き合わせた記事のほうが近いです。

確認していないこと。そのまま残します

  • 当サイトは、この記事の製品を1つも持っていません。声がどう届くか、付け心地、音は測っていないので書いていません。ここにあるのは公式の仕様表と、売り場の表記だけです
  • ENCという機能が無い、という話ではありません。当サイトが数えたのは「4社の公式ページにその3文字が出てくるか」だけで、出てこないことが性能の有無を決めるわけではありません
  • 読んだ公式ページは4つだけです。他社や他の機種の仕様表にENCの語がある可能性は残ります
  • ENCを規格として定めている団体があるかは確認できていません。当サイトはその一次情報に当たっていません
  • 30件という数は、その日の並びです。楽天市場の並びは毎日変わります。同じ語で明日 数えると内訳も変わります
  • Amazonの値段と在庫は本文に書けません。Amazonアソシエイト運営規約で決まっているためで、どちらが安いかの比較も当サイトではしていません

最後に

公式が書くのは数でした。マイクが2つ、連続通話が5時間。売り場が書くのは3文字です。

数は外れたときに残ります。5時間と書いて3時間しかもたなければ、それは仕様の話になる。ENCと書いて声がこもっても、何が外れたのかを言う形になっていません。検品できない言葉のほうが、棚ではよく売れる。30件のうち6件がENCで、1件が連続通話。比率はそのまま、どちらが売り文句として強いかの順位です。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール