ヘッドセットとピンマイクの違い。周りの音を拾わないヘッドセットは23機種のうち10機種でした

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在宅の会議が増えて、マイクを1つ買うことになった。

襟に留めるピンマイクは周りの音まで拾うと聞いたので、頭にかけるヘッドセットの棚を見に行きました。

結論! その探し方だと外します。サンワサプライ公式の一覧でヘッドセット23機種の指向性を数えると、周りを拾いにくい単一指向性は10機種だけ。11機種はピンマイクと同じ無(全)指向性で、隣の音を同じように拾います。形を替えても隣の音は止まりません。止まるのは仕様欄の「指向性」の1行を見たときです。では2つの形で本当に違うのはどこか。数えたあとに残ったのは2つで、ピンマイクには相手の声を聞く側が無いことと、マイクが通す音の幅が2倍ちがうことでした。
買う前に、1つだけ答えてください。相手の声は、いま何で聞いていますか。毎日イヤホンを使っているならピンマイクで足ります。何も持っていないなら、ヘッドセット1本でその日に終わります。

▼この記事の推し。口元にアームでマイクを固定する両耳型で、マイクは単一指向性です

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1. ヘッドセット23機種の指向性を数えました。単一指向性は10機種でした

マイクの「指向性」は、どの向きの音を拾うかの欄です。単一指向性は正面の音を強く拾い、無(全)指向性は全方向を同じように拾います。ヘッドセットの形をしていれば前者だと思っていました。公式の比較一覧を2枚そのまま開いて、1機種ずつ数えた結果がこれです。

  • USB接続のヘッドセット14機種: 単一指向性7・無(全)指向性5・双指向性2
  • 3.5mm4極ミニプラグのヘッドセット9機種: 単一指向性3・無(全)指向性6
  • 合わせて23機種のうち、単一指向性は10機種。無(全)指向性が11機種で、いちばん多い

出典: サンワサプライ公式の製品比較ページ「ヘッドセット(USB接続)」全14機種と「ヘッドセット(3.5mm4極ミニプラグ)」全9機種の仕様欄。2026年11月3日に当サイトが取得して1機種ずつ数えました。

一方でピンマイクの側は、周りも拾うことを隠していません。USBピンマイク MM-MCU12BK の商品ページには「無(全)指向性のマイクを採用しているので、周囲の音も拾えます。複数人での使用も可能です」と書かれています。拾えるのが売り文句です。

つまり「隣の生活音を入れたくない」人が見る欄は、形の名前ではなく指向性の1行でした。ここまでは同じ土俵に乗ります。ところが同じ仕様欄には、ヘッドセットとピンマイクで2倍ちがう数字がもう1つありました。

2. 通す音の幅が2倍ちがう。会議の声か、あとで聞き返す音か

マイクの周波数特性を3機種分並べると、こうなります。

  • ヘッドセット MM-HS406BK のマイク: 100〜10,000Hz
  • ヘッドセット MM-HSU15ANC のマイク: 100〜8,000Hz
  • USBピンマイク MM-MCU12BK: 50〜20,000Hz

ヘッドセット側は、人の声が乗る帯域に寄せた数字です。公式の1行目も「学校、テレワークにも」で始まります。ピンマイクの MM-MCU12BK は上も下も広く、公式の1行目は「録画、動画投稿、ライブ配信、Skype、インターネット通話などに便利なUSBピンマイク」でした。

声をその場で届けて終わるならヘッドセット。あとで聞き返す音として残すならピンマイク。棚はこれで分かれます。

3. 4機種の仕様。2026年11月3日に公式の商品ページで確認しました

品番と形 指向性 マイクの周波数特性 重さ つなぎ方 相手の声を聞く側 標準価格・税込
MM-HS406BK ヘッドセット・両耳 単一指向性 100〜10,000Hz 約70g 3.5mm4極ミニプラグ 本体のヘッドホン部 3,410円
MM-HSU15ANC ヘッドセット・両耳 単一指向性+サブマイクは無(全)指向性 100〜8,000Hz 約165g USB A 本体のヘッドホン部 23,100円
MM-MCU12BK ピンマイク・有線 無(全)指向性 50〜20,000Hz 28g USB A・ケーブル約2.5m コネクタ側の3.5mm端子にイヤホンを挿す 7,150円
MM-BTCL1 ピンマイク・無線 無(全)指向性 公式の仕様欄に記載なし 約10g Bluetooth 5.0・通信距離約10m 本体にイヤホンを挿す 11,000円

出典: サンワサプライ公式の商品ページ MM-HS406BK/MM-HSU15ANC/MM-MCU12BK/MM-BTCL1 の仕様欄。2026年11月3日に当サイトが取得して確認。標準価格はメーカーの表示をそのまま写しました。通販の今日の価格は上と下のカードに出しています。MM-BTCL1 は連続通話が約4.5時間で、充電して使います。

重さは70gと10gで7倍ちがいます。1日に4時間つなぐ人は、ここで決まることもあります。

4. 1つだけ選ぶなら、単一指向性のヘッドセットです

これで今日の会議は乗り切れます。ただし無(全)指向性を選んだ場合、同じ部屋で同じ時間に会議をするたび、同じ音が相手に届きます。入るのは一度ではありません。

聞き返されて失うのは、言い直した10秒ではありません。1時間の会議で3回「もう一度お願いします」が入ると、話の筋はそのたびに前へ戻ります。戻った分は、終わったあとに取り返せません。会場で人に聞かせる日に機材とオペレーターを頼むと、1日60,000円から。映像制作会社の公式の音響PA料金ページ。マイク4本を含む基本セットとオペレーター1名込み・税別・2026年11月3日に確認

その隣で見ると、選ぶのは3つです。

  • 0円のまま。パソコン内蔵のマイクで話す。サンワサプライ公式も内蔵マイクについて「音が小さかったり聞こえにくい」と書いています
  • 標準価格3,410円の MM-HS406BK。単一指向性・約70g・フレキシブルアームで口元に固定。1年で割ると1日9円。マイクスポンジは別売りで替えられます
  • 標準価格23,100円の MM-HSU15ANC。マイクが2個で、サブマイクが周囲の音を打ち消す方式。約165gで、毎日の長い会議が前提の機械です

1つだけ選ぶなら MM-HS406BK です。理由は音ではなく、ほかに何も買わずに終わるからです。イヤホンを別に用意しなくていいし、挿す穴はスマートフォンにもタブレットにも付いています。

▼社内AIのイチオシ。単一指向性・約70g・口元にアームで固定する両耳型

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頭に何も付けたくない日、手を動かしながら話す日は、襟に留める側です。胸元に付けてUSBポートに挿すだけで、イヤホンはマイクのコネクタ側に挿せます。

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確認していないこと。そのまま残します

  • 当サイトは4機種のどれも持っていません。声の聞こえ方、隣の音がどれだけ入るか、装着の痛さは測っていないので書いていません。この記事にあるのは公式の仕様欄と公式の説明文だけです
  • 数えた23機種はサンワサプライ1社ぶんです。他社のヘッドセットの指向性は数えていません。業界全体で半分が無(全)指向性だ、という意味ではありません
  • 周波数特性は3機種ぶんです。ヘッドセット2機種とピンマイク1機種で、23機種すべての帯域は見ていません。MM-BTCL1 のマイクの帯域は、公式の仕様欄に書かれていませんでした
  • 標準価格と通販の価格は別物です。カードの価格は取得した時点のもので、毎朝取り直しています。Amazonのリンクは検索結果へ送るもので、金額は当サイトでは書けません

最後に1つ。今夜、いま使っているマイクかイヤホンの商品ページを開いて、仕様欄の「指向性」の行だけ見てください。無(全)指向性と書いてあれば、相手に届いているのはあなたの声だけではありません。買い替える前に分かります。

この記事の仕様・標準価格・公式の説明文は、サンワサプライ公式の商品ページ MM-HS406BK・MM-HSU15ANC・MM-MCU12BK・MM-BTCL1 と、同社の製品比較ページ「ヘッドセット(USB接続)」全14機種・「ヘッドセット(3.5mm4極ミニプラグ)」全9機種を、2026年11月3日に取得して確認したものです。音響PAの料金は、映像制作会社の公式の料金ページから同日に確認しました。公式ページの表記は予告なく変わります。本記事のリンクには広告が含まれます。

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