「スマート書記」は今のスマート書記ではない【2026年7月28日再確認】Otolioへのリブランドで変わった点と、古い比較記事に残る罠

この記事の結論
「スマート書記」は現在「Otolio」にリブランドされ、料金は非公開(初期費用+AIクレジット制・人数課金ではない)、トライアルは法人限定になりました。古い比較記事の「1人月◯円」「個人でも無料」という情報は現状と一致しません。個人の方は料金公開型ツールの比較からどうぞ。

AI議事録ツールを探して「スマート書記」で検索すると、今も多くの比較記事が上位に出てきます。しかし2026年7月27日に公式サイト(smartshoki.com)を確認したところ、このサービスは「Otolio(オトリオ)」へとリブランドされていました。さらに翌7月28日に公式の料金ページを確認したところ、料金の考え方そのものが、多くの比較記事が書いている「1人あたり月◯円」型とは別物になっていました。本記事では公式サイトで確認できた現在の姿と、古い記事の情報とのズレを整理します。

確認できた現在のOtolio(2026年7月27日・28日時点)

  • 名称: Otolio(旧: スマート書記)。公式サイトのタイトルにも「旧: スマート書記」と併記
  • 製品の軸: 単なる議事録ツールから、「議事録エージェント」+「セールスエージェント」の2本立てのAIエージェント製品へ拡張
  • 料金: 金額は非公開(要問い合わせ)。公式の料金ページは存在しますが、そこに価格表・金額の記載はありません
  • 料金体系: 「初期費用 + AIクレジット」。人数課金ではありません(後述)
  • トライアル: 14日間、全機能無料。ただし「法人または団体として商用の契約を検討いただける客様が対象」と明記。個人では使えません
  • セキュリティ: ISO27001取得、データは国内(東京リージョン基本)保管、顧客の許可なく機械学習に使用しない方針を明記
  • 直近の機能追加: Salesforce商談項目の自動更新(2026年5月)、商談シナリオのAI自動生成(同5月)、議事録のOtolio上での編集(同4月)

料金ページに金額はない。でも「考え方」は公開されている

2026年7月28日に公式の料金ページ(smartshoki.com/pricing/)を確認しました。結論から言うと金額は一切書かれていません。「お客様ごとに最適な料金をご案内します」という問い合わせ前提の設計です。

ただし、金額がない代わりに課金の仕組みは明記されています。ここが古い比較記事といちばんズレている部分なので、公式ページで確認できた内容を整理します。

  • 料金 = 初期費用 + AIクレジット。AIクレジットは「使った分だけ消費される月々の利用枠」と説明されています
  • 人数課金ではない。公式は「人数無制限」「アカウントを追加しても料金は変わらない」「全社員に配布いただけます」と明記。料金を決めるのは人数ではなく使う量
  • 契約時に月次の利用量を決めるため、想定外の費用は発生しないとしています。クレジットが少なくなると通知があり、不足時は追加購入も可能(任意・申請制)
  • 機能のプラン差がほぼない。オプション扱いはSAML認証・IPアドレス制限といったセキュリティ関連のみで、「プランを追加しないと使えない機能」はそれ以外にないと明記
  • トライアル後の自動課金はなし。契約は申込書の提出をもって開始。契約に進まない場合、トライアル中の録音・議事録データは削除されるとしています

つまり「安い/高い」を人数で見積もっても意味がない製品になっています。会議が多い部署が少人数で回しているなら人数課金より不利になることもあり得ますし、逆に「全社に配りたいが使うのは一部」という会社には効いてきます。判断材料は席数ではなく、月にどれだけ会議をAIに通すかです。

古い比較記事を読むときの注意点3つ

①「スマート書記の料金は1人月◯円」という記述。現在は人数課金ですらありません。金額が違うという以前に課金の単位が違うので、そのまま他ツールの月額と並べても比較になりません。具体的な月額を載せている記事は、旧体系か推測の可能性が高いです。

②「個人でも無料で試せる」という記述。現在のトライアルは商用契約を検討する法人・団体が対象と公式に明記されています。個人利用者が比較検討リストに入れるべき製品ではなくなっています。

③そもそも別物になりつつある。議事録作成の周辺(会議前の準備、会議後のSFA入力・フォローメール)まで自動化するエージェント製品に軸足を移しており、「議事録ツール同士の料金比較」という土俵で単純比較しにくくなっています。

当サイトの見立て

リブランドやサービス転換自体はネガティブな話ではなく、製品が法人市場に集中していく自然な流れです。問題は、検索結果に残り続ける古い情報のほうです。同じAI議事録分野では、かつて紹介されていた「AI GIJIROKU」のドメインが現在は無関係なサイトに変わっている例も確認しています(AI議事録ツール料金比較で詳述)。ツール契約の前には、必ず公式サイトで現在の名称・料金・提供状況を確認してください。

個人・小規模チームで議事録ツールを探している方は、料金が公開されているツールの比較から始めるのが現実的です: AI議事録ツール料金比較【実確認】

データ確認日: 2026年7月27日(smartshoki.com トップページ)、2026年7月28日(smartshoki.com/pricing/ 料金ページ)。本記事は公式サイトで確認できた情報のみに基づいています。

更新履歴: 2026年7月28日 — 公式の料金ページ(/pricing/)を確認し、「初期費用+AIクレジット/人数課金ではない」という料金体系の記述を追加しました。金額が非公開である点は7月27日時点から変わっていません。

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